PARAM, IMPLOUT

バルクデータエントリ サブケースエントリNLOUTを使用した陰解法非線形解析の増分結果。

パラメータ 説明
IMPLOUT <YES, NO>
YES
サブケースエントリNLOUTで陰解法非線形解析の増分結果を要求した場合、解析の終了後に、その結果が主H3Dファイルに書き込まれます。
また、解析の実行中に、別のH3Dファイル(*_impl.h3d)が動的に出力されます。
NO(デフォルト)
サブケースエントリNLOUTを使用して陰解法非線形解析の増分結果を要求した場合、解析の終了後にのみ、その結果が主H3Dファイルに書き込まれます。

コメント

  1. IMPLOUTYESに設定し、サブケースエントリNLOUTを指定した場合は、解析の実行中、別の*_impl.h3dファイルに結果がリアルタイムで書き込まれます。以下の結果がサポートされています。
    • 並進変位と回転変位が一般的にサポートされています。
    • 1次ソリッド要素、2次ソリッド要素、1次シェル要素に対しては、微小変位陰解法非線形解析と大変位陰解法非線形解析の両方で、応力(要素、コーナー、ガウス)とひずみ(要素、コーナー、ガウス、熱、塑性)がサポートされています。
    • 2次シェル要素に対しては、上記のすべての出力が微小変位陰解法非線形解析でサポートされています。一方、大変位陰解法非線形解析では、2次シェル要素のリアルタイムの要素結果が出力されません。
    • MATS1が存在する場合、2次シェル要素のリアルタイムの要素結果が出力されません。
    • 要素の応力結果とひずみ結果では、SMDISPLGDISPの両方で、1DのCBARCBEAMJOINTGの各要素がサポートされています。
    • SMDISPLGDISPの両方、およびN2S接触とS2S接触で、接触結果が一般的にサポートされています。
    • SPCFORCEは、微小変位陰解法非線形解析と大変位陰解法非線形解析の両方でサポートされています。
  2. 結果固有のNLOUTを、それに対応する結果カードで直接選択した場合、PARAM,IMPLOUT,YESは不要です。例えば、STRESS(NLOUT=<ID>)を指定した場合が該当します。この場合は、結果固有のNLOUT要求で特定されたあらゆる出力が_impl.h3d結果ファイルで出力されます。
  3. 以下の場合に、結果がリアルタイムで*_impl.h3dファイルに出力されます。
    • NLOUTサブケース / バルクデータエントリと併せて、モデルでPARAM,IMPLOUT,YESを定義している場合。
    • STRESS(NLOUT=<ID>)などを使用して結果固有のリアルタイム出力をアクティブにしている場合。