FSI

バルクデータエントリ AcuSolveによる流体-構造相互作用解析の設定を定義します。

フォーマット

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FSI FSID SURFID/ELSET PORT FCNVTOL DCNVTOL TCNVTOL FXCNVTOL    
  MINEX MAXEX USETAG FSIDATA   WAITTIME      

定義

フィールド 内容 SI単位の例
FSID 流体-構造相互作用の識別番号

デフォルトなし(整数 > 0) 1 2 3

 
SURFID SURFバルクデータエントリによって定義される流体連成サーフェスのID。

あるいは、サーフェスにシェル、バー、またはビーム要素しか含まれていない場合は、サーフェスは(ELSETフィールドを介して)要素セットによって定義できます。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
ELSET 流体連成サーフェス要素の要素SET ID。シェル、バー、またはビーム要素のいずれかです。

流体連成サーフェスがソリッドメッシュのサーフェスである場合、SURFIDフィールドを使用する必要があります。

デフォルトなし(整数 > 0)

 
PORT AcuSolveとの通信のためのソケットポート番号。

これは、AcuSolve入力データのEXTERNAL_CODEブロック内のsocket_port設定と同じです。

デフォルト = 10000(整数 > 0、または空白)

 
FCNVTOL 力の交換収束トレランス。

デフォルト = 0.005(実数 > 0.0、または空白)

 
DCNVTOL 変位の交換収束トレランス。

デフォルト = 0.0001(実数 > 0.0、または空白)

 
TCNVTOL 温度の交換収束トレランス(将来的に使用)。

デフォルト = 0.005(実数 > 0.0、または空白)

 
FXCNVTOL 熱流束の交換収束トレランス(将来的に使用)。

デフォルト = 0.0001(実数 > 0.0、または空白)

 
MINEX OptiStructAcuSolveの間のタイムステップごとの交換の最小回数。 6

デフォルト = 1(整数 > 0、または空白)

 
MAXEX OptiStructAcuSolveの間のタイムステップごとの交換の最大回数。 6

デフォルト = 10(整数 > 0、または空白)

 
USETAG
= 0(デフォルト)
すべての流体連成サーフェスが“0”でタグ付けされます。
= 1
すべての流体連成サーフェスがPSHELLPBEAM、またはPBAR IDでタグ付けされます。
空白

各プロパティIDは、AcuSolve入力データ内のEXTERNAL_CODE_SURFACE external_code_tagsデータによって指定されるTAG IDと一致する必要があります。

(整数)

 
FSIDATA OptiStructAcuSolveの間で交換されるデータを決定します。
= 1(デフォルト)
力と変位が交換されます。
= 2
力 / モーメントと変位 / 回転が交換されます。
= 3
温度と熱流束が交換されます。
空白

(整数) 4

 
WAITTIME (プリプロセッシング完了後)OptiStructAcuSolveの応答を待機する時間(秒単位)。

デフォルト = 3600(整数 > 0、または空白)

 

コメント

  1. FSIバルクデータエントリのFSIDは一意です。モデル内で、同じFSIDを持つ複数のFSIバルクデータエントリを指定することはできません。
  2. FSIバルクデータエントリは、FSIサブケース情報エントリを介してサブケース内で参照できます。FSIバルクデータエントリを参照できるのは、モデル内の1つのサブケースのみです。1つのモデル内で指定できるFSIサブケース情報エントリは1つのみです。
  3. FSIバルクデータを参照できるのは、線形過渡熱伝導解析または直接法による非線形過渡応答解析のサブケースからのFSIサブケース情報エントリのみです。
  4. 現時点で、1つのモデル内でサポートされるのは、構造非線形過渡流体-構造相互作用(FSIDATA=1/2)または線形過渡熱伝導流体-構造相互作用(FSIDATA=3)のいずれか1つのみです。1つのモデルで両方をアクティブにすることはできません。
  5. このエントリ上でOptiStructAcuSolveに共通のデータは、両方のソルバーの入力で等しく設定する必要があります。
  6. 交換の最大回数または最小回数(MAXEX/MINEX)は、OptiStructモデルにおいて設定されます。AcuSolveAcuSolveモデル内の複数の場所で、調整の最大 / 最小回数が定義されている場合があります。FSI実行では、指定されたすべての使用可能データの中から、最も小さい最大交換 / 調整回数、および最も大きい最小交換 / 調整回数が使用されます。そのため、AcuSolveによっては、各時間増分が、[MINEX,MAXEX]以下のサブセット領域内で終了する場合があります。