MAT4
バルクデータエントリ 一定の温度材料特性(熱伝導、密度、および発熱)を定義します。
フォーマット
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MAT4 | MID | K | CP | RHO | H | HGEN |
例
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MAT4 | 24 | 200 | 2e5 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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MID | 固有の材料ID。
デフォルトなし(整数 > 0、または<文字列>) |
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K | 熱伝導率。 デフォルト = 0.0(実数 ≥ 0.0) |
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CP | 単位質量あたりの熱容量(比熱)。 4 (実数 ≥ 0.0、または空白) |
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RHO | 密度。 4 デフォルト = 1.0(実数 > 0.0) |
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H | 自然対流熱伝達係数。 デフォルト = 0.0(実数) |
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HGEN | QVOLエントリで使用される熱生成機能。 HGEN はQVOLで使用されるスケールファクターです。 HGEN はスケールファクターで、QVOLは単位体積あたりの生成されるパワー、Pin = volume * HGEN * QVOLです。 デフォルト = 1.0(実数 ≥ 0.0) |
コメント
- 材料識別番号 / 文字列は、構造材料特性定義(MAT1、MAT2、MAT8、MAT9、またはMGASK)と共有することができますが、他の温度材料特性定義(MAT4またはMAT5)を含めた中では固有である必要があります。
- 文字列のラベルを使用すると、他のカードによって参照されている場合などに材料を視覚的に識別しやすくなります(例: プロパティのMIDフィールド)。詳細については、Bulk Data Input File内の文字列ラベルベースの入力ファイルをご参照ください。
- MAT4では、伝導要素の材料特性を指定することができます。また、MAT4では自然対流の熱伝達係数も提供します(CONV)。
- 熱容量(CP)は単位質量あたりで定義されます。これに密度(RHO)を掛けて、非定常熱伝導解析で熱容量マトリックスを計算します。RHOがMAT4エントリで定義されない場合、MIDが合致する構造材料エントリからの正の密度が使用されます。MAT4が合致する構造材料を擁さない場合は、デフォルト値である1.0が用いられます。
- HyperMeshでは、このカードは材料として表されます。