RBE3パネル

RBE3パネルは、RBE3要素(重み付き剛体要素)の作成、確認、更新に使用します。

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RBE3は、従属節点における運動が独立節点グループにおける運動の重み付き平均で定義される補間拘束要素です。従属自由度と重み係数はユーザーが指定することも、形状を基に自動的に計算することも可能です。RBE3要素はelement config 56で、従属節点と独立節点間のラインとして、要素の従属節点にRBE3と書かれて表示されます。

一般的にRBE3は、選択された独立節点内の従属節点に荷重を分配するのに使用されます。
注: ここで、二重の従属性を持つことになるので、従属節点を直接拘束することはできないことに注意してください。

Createサブパネル

オプション 動作
dependent
calculate node
選択した独立節点の重み付き平均(平均平方根)位置に従属節点を作成します。
nodes
モデルから目的の従属節点を選択します。
independent nodes モデルから目的の独立節点を選択します。
dependent dofs:(チェックボックス) 従属節点から独立節点に伝達される自由度を選択します。
weight = 選択された自由度における独立節点から従属節点に分配される荷重およびモーメントの割合(0-1)を選択します。
注: モーメント荷重分布の割合は、従属節点と独立節点間の距離によっても影響を受けます。
elem types = 要素タイプを選択します。

Updateサブパネル

Updateサブパネルは、要素の各節点の連続性、自由度および重みの編集に使用できます。
入力 動作
elem 目的のRBE3要素を選択します。
connectivity パネルに3つ目のカラムにどの追加欄を表示するかを決定します。
  • 更新したい要素をモデル上で選択するか、もしくはelemsをクリックし、表示されるエンティティ選択ウィンドウから選んで示します。
  • 従属節点を変更するには、dependentの下のnodeをクリックし、従属節点にしたい節点を選択します。
  • 節点を追加するには、independentの下のnodesをクリックし、その要素に追加する節点を左クリックして選択します。
  • 独立節点を削除するには、independentの下のnodesをクリックし、その要素から削除する節点を右クリックして選択します。
dofs パネルに3つ目のカラムにどの追加欄を表示するかを決定します。
  • 更新したい要素をモデル上で選択するか、もしくはelemsをクリックし、表示されるエンティティ選択ウィンドウから選んで示します。RBE3要素の各節点に現在適用されている自由度が表示されます。
  • 自由度の変更をRBE3要素のすべての節点に適用する場合、変更したい自由度を選択し、set allをクリックします。
  • 節点ごとに変更する場合、set individualまたはselect to typeを選択します。
    set individual
    適用する自由度を選択してから、選択した自由度を適用したい節点を選択します。
    select to type
    変更したい節点の横の自由度数を選択します。現在の自由度の値が表示されているテキストボックスに、対象の節点に新たに割り当てたい自由度数を入力し、Enterキーを押します。
注: 自由度の更新を行う際、理にかなった自由度の値のみが受け入れられます。
weight factors パネルに3つ目のカラムにどの追加欄を表示するかを決定します。
  • 更新したい要素をモデル上で選択するか、もしくはelemsをクリックし、表示されるエンティティ選択ウィンドウから選んで示します。RBE3要素の各節点の重みが表示されます。
  • 重みのの変更をRBE3要素のすべての節点に適用する場合、希望の重みをweight = 欄に入力し、set allをクリックします。
  • 節点ごとに変更する場合、set individualまたはselect to adjustを選択します。
    set individual
    重みをweight =欄に指定し、その重みを適用する節点を選択します。
    select to adjust
    変更したい節点の横の重みをクリックします。左クリックすると値が増加、右クリックすると減少します。または、左クリック + ドラッグでも値の増減ができます。上方向にドラッグで増加、下方向にドラッグで値が減少します。
elem types 要素タイプを選択してRBE3を変更します。

このオプションは、パネルに3つ目のカラムを表示するかどうかを決定します。この場合、elem types=欄のみが表示されます。有効な要素タイプは、現在設定されているソルバープロファイルによって決まります。

実行ボタン

ボタン 動作
create 設定した値によって新規にRBE3が作成されます。
update 現在設定されている値で選択されたRBE3を変更します。更新されると、元の値にリセットできなくなります。リセットしても更新された値になるだけです。
reject 最後に行った作成アクションを取り消します。
review reviewをクリックしてからRBE3要素を選択します。選択されたRBE3の詳細が、サブパネルのエントリー欄に表示されます。
reset エントリー欄を最初の値(RBE3要素に現在割り当てられている値)に戻します(updateがクリックされていない状態で変更された値が対象)。