Rigid Wallsパネル

Rigid Wallsパネルは、剛体壁の作成および更新に使用します。

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剛体壁は、解析コード内で接触またはスライディング剛体壁の定義に使用されます。LS-DYNA以外のソルバーインターフェースにおいては、剛体壁は、configuration 5のグループエンティティとして作成されます。LS-DYNAソルバーインターフェースでは、剛体壁は、rigid wallエンティティとして作成されます。

剛体壁に含まれる節点の定義は、次の4つの方法のうちのいずれかで行うことができます。
nodes
剛体壁に含まれる各節点について1つのセカンダリ(スレーブ)節点を作成します。
components
コンポーネントのリストを提供します。この場合、解析コードには、コンポーネントIDのリストが用意されます。
sets
以前定義された1つまたは複数のエンティティセットを選択します。この場合、解析コードには、エンティティセットのIDのリストが用意されます。
all
モデル内のすべての節点を含みます。すべてを選択する場合は、キーワードALLを使用します。
または、以前定義された1つまたは複数のエンティティセットを選択します。この場合、解析コードには、エンティティセットのIDのリストが用意されます。

Rigid Wallsパネルは、参照されるソルバーテンプレートのタイプにより、ディクショナリまたはカードイメージの欄が表示されます。カードイメージテンプレートが読み込まれた場合、またはどのテンプレートも読み込まれなかった場合、パネルはカードイメージに関連した各入力欄を表示します。ディクショナリテンプレートが読み込まれた場合、パネルはディクショナリに関連した入力欄を表示します。カードイメージが使用されていてeditが選択されている際に、カードイメージが画面の新しい領域に表示される点を除くと、カードイメージおよびディクショナリの入力欄は、同じように使用されます。ディクショナリソルバーについては、データは既存のメニュー領域に表示されます。

この機能には、テンプレートファイルが必要です。

Createサブパネル

オプション 動作
name = 作成する剛体壁の名称を指定します。
type = 剛体壁タイプを選択します。
creation method
カードイメージを選択します。
card image
カードイメージを選択します。
no card image
カードイメージを使用しません。
same as
すでに目的のカードイメージを使用しているコレクターを選択します。
rgdwall color エンティティの色を選択します。
size = 新しい剛体壁のサイズを指定します。

Updateサブパネル

オプション 動作
name = クリックし、既存の剛体壁を選択します。
type = 剛体壁タイプを選択します。
rgdwall color エンティティの色を選択します。

Geomサブパネル

オプション 動作
name = クリックし、既存の剛体壁を選択します。
shape: 目的の形状を選択します。
base node 剛体壁の基準節点を選択します。editをクリックして、節点の座標を直接変更します。
normal vector: 剛体壁の法線ベクトルを定義する方法を選択します。
vectors
標準の方向セレクターを使用して、節点または軸によりベクトルを定義します。
components
ベクトルのX、Y、Z成分を手動で指定します。
systemid
ローカル座標系を選択し、ベクトルを指定します。
shape: 形状情報を定義します。
finite plane
セレクターを使い、cornerまたはdist/axis作成法のいずれかを選んで、有限のプレーンを定義します。
  • corner法を使用するには、2つの節点を選択します。
  • dist/axis法を使用するには、方向セレクターを使ってプレーンの局所x軸を指定し、プレーンの局所xおよびy方向の長さを指定します。
finite prism
セレクターを使い、cornerまたはdist/axis作成法のいずれかを選んで、有限のプリズムを定義します。
  • corner法を使用するには、2つの節点を選択します。
  • dist/axis法を使用するには、方向セレクターを使ってプリズムの局所x軸を指定し、プリズムの局所x、y、およびz方向の長さを入力します。
cylinder
セレクターを使い、nodeまたはradius作成法のいずれかを選んで、円筒を定義します。
  • node作成法を使用して、円筒の半径を表わす節点を選択します。
  • radius作成法を使用して、円筒の希望の半径を入力します。
  • 円筒の長さを指定します。円筒の長さがゼロの場合、無限と仮定されます。
球体(sphere)
セレクターを使い、nodeまたはradius作成法のいずれかを選んで、球を定義します。
  • node作成法を使用して、球の半径を表わす節点を選択します。
  • radius作成法を使用して、球の希望の半径を入力します。
madymo plane or ellipse
連結したMADYMOのプレーンまたは楕円を定義し、どちらかを選んでMADYMO入力デック内にプレーンまたは楕円のIDを入力します。
parallel
平行な形状の頂点となる2つの節点を指定します。
shape: infinite/finite planeまたはprismがshapeとして選択された場合、infiniteまたはfiniteを選択します。無限のプレーンまたはプリズムを定義する場合、追加の入力はありません。有限プレーンの追加情報は、shapeで記述されます。

Addサブパネル

オプション 動作
name = 剛体壁の名前を指定します。
secondary: セカンダリ(スレーブ)エンティティを選択します。
nodes
剛体壁に含まれる各節点について1つのセカンダリ(スレーブ)節点を作成します。
components
コンポーネントのリストを提供します。この場合、解析コードには、コンポーネントIDのリストが用意されます。
sets
以前定義された1つまたは複数のエンティティセットを選択します。この場合、解析コードには、エンティティセットのIDのリストが用意されます。
all
モデル内のすべての節点を含みます。すべてを選択する場合は、キーワードALLを使用します。

Motionサブパネル

オプション 動作
name = モーションの記述を追加したい剛体壁の名称を指定します。
motion switch vectorsかcomponentsを選択し、動く方向と量を決定します。
vectors
magnitude=欄に値を指定し、通常の方向セレクターを使用して方向を決定します。
components
X、Y、Z成分の値を指定します。
type of motion: モーションのタイプを選択します。

Cardサブパネル

オプション 動作
name = 剛体壁の名称を指定します。
card image = 剛体壁のnameを指定すると、カードイメージまたはディクショナリが、ここに表示されます。カードイメージを開くのに、editをクリックします。カードイメージまたはディクショナリの値を変更することができます。

実行ボタン

ボタン 動作
create 剛体壁が新規に作成されます。
create/edit 新たに剛体壁を作成し、そのカードイメージを編集モードで開きます。
update type 剛体壁タイプが更新されます。
reject type 最後に行った剛体壁のタイプ変更が取り消されます。
update color 剛体壁の色を更新します。その他の特性はそのままです。
review  
update 剛体壁の形状、節点、またはモーションを更新します。
add 選択した節点を剛体壁に追加します。
load 指定されたカードイメージを読み込みます。
load/edit 指定したカードイメージを読み込み、それを編集モードで開きます。
edit 指定されたカードイメージを編集します。
reset 指定したカードイメージをリセットし、変更した内容を取り消します。
reset all すべてのカードイメージをリセットし、変更した内容を取り消します。
return パネルを終了します。