ポイント質量ボディ
ポイント質量ボディは、6自由度の剛体から自由度を縮退したボディです。ポイント質量ボディでは、自由度が3つの並進自由度のみであることから、質量はありますが、慣性プロパティはありません。質点の位置は質量中心点によって定義されます。デフォルトでは、質点の方向は、全体座標系と同じになるように設定されます(シミュレーション中に変更されることはありません)。ポイント質量エンティティの目的は、追加の代表的な重量を別のボディに追加することです(シートにかかるドライバーの体重など)。
MotionView2021の新機能に関する情報。
基本を理解して、用途を認識します。
MotionView機能に関するインタラクティブなチュートリアル。
MotionViewは、マルチボディダイナミクス用の汎用プリプロセッサです。
さまざまなウィザード、ダイアログ、ツール、およびパネルへのアクセスを提供するMotionViewメニューについて説明します。
Project Browserは、MotionViewモデルの構造を表示すると同時に、各種エンティティを表示する機能と編集する機能を提供します。
MotionViewのさまざまなパネルとツールについて説明します。
MotionViewのツールバーは、頻繁に使用されるパネル群やツール群へのクィックアクセスを提供します。
エンティティセレクター を使用すると、グラフィックスクリーンの選択モードを設定できます。
モデルファイルは、多くの異なるパーツ、即ちエンティティから成っています。MotionViewでは、グラフィックの各エンティティの表示属性を変更できます。シェーディング、カラー、メッシュライン等の視覚特性は、Graphic Entity Attributesパネルを使って割り当てます。
Run Solverツールでは、現在のモデルを実行できるほか、MotionViewでこれまでに生成した既存のソルバーコマンドファイルを実行できます。
System/Assemblyパネルでは、モデルへの新規システムと新規アセンブリの追加、アタッチメントの変更、システムとアセンブリの初期条件とオプションの設定が可能です。
Analysisパネルでは、モデルへの新しいアナリシスの追加、アタッチメントの修正、アナリシスの初期条件の設定、およびアナリシスオプションの設定ができます。
Command Setsパネルでは、ソルバーコマンドファイル用のコマンドセットを作成します。モデル用のコマンドセットは、ソルバーコマンドファイルのコンテンツを定義するため、順序に依存します。
Pointsツールでは、モデルへのポイントの追加や、ポイントの座標の編集などが可能です。
Vectorsツールを使用してベクトルを作成および編集します。
Markersツールを使用して座標系と参照フレームを作成します。
MotionViewの座標系は、さまざまな方法で方向を指定できます。
カーブを作成および編集するには、Curvesツールを使用します。
可変形カーブの作成と編集にはDeformable Curvesツールを使用します。
Spline3Dパネルでは、3次元のスプラインデータを追加および編集できます。
Surfacesツールを使用すると、アドバンストジョイントエンティティで使用するサーフェスを作成できます。
可変形サーフェスの作成と編集にはDeformable Surfacesツールを使用します。これらのエンティティは、シミュレーション中に形を変えることができ、アドバンストジョイントおよび接触で使用できます。
プリ処理とポスト処理でエンティティの可視化設定を作成および編集するには、Graphicsツールを使用します。
Bodiesツールを使用して、剛体、ポイント質量ボディ、可変形ボディ / 弾性体を作成および編集します。
マルチボディシステムでは、剛体とは、変形があまり重要ではないか無視できることから、大きさと形状が固定されたソリッドボディ / パートの理論上の表現です。言い換えれば、このような剛体では、それに作用する外力に関係なく、その2点間の距離が変化しません。剛体は、6の自由度(DOF)を持つため、マルチボディシステムに剛体を追加するたびにシステムに6のDOFが追加されます。
マルチボディシステムにおける可変形ボディは、システムのボディの弾性変形をモデル化するために使用できるボディです。可変形ボディは、隣接する要素またはボディに結合点を介して結合されます。可変形ボディは、さまざまな方法で縮退した剛性マトリクスと質量マトリクスで構成されています。一般的な手法として、Craig-Bampton MethodとCraig-Chang Methodの2つがあります。
ポイント質量ボディは、6自由度の剛体から自由度を縮退したボディです。ポイント質量ボディでは、自由度が3つの並進自由度のみであることから、質量はありますが、慣性プロパティはありません。質点の位置は質量中心点によって定義されます。デフォルトでは、質点の方向は、全体座標系と同じになるように設定されます(シミュレーション中に変更されることはありません)。ポイント質量エンティティの目的は、追加の代表的な重量を別のボディに追加することです(シートにかかるドライバーの体重など)。
NLFEは非線形有限要素(Non Linear Finite Element)の略です。MotionViewとMotionSolveでのNLFE実装は、絶対節点座標法(ANCF)に基づきます。このアプローチでは、無限小回転や有限回転を使用せずに、絶対座標と全体勾配のみを使用して、要素節点座標が定義されます。複雑なマルチボディシミュレーションでは、モデルの忠実度向上を図るために弾性体が必要です。変形や回転が大きくなる、または線形仮定を逸脱することが想定される場合は、NLFEが必要になります。
基本的なジョイントを作成して編集するにはJointsツールを使用します。
高次ペアジョイントと呼ばれる特別な拘束のセットを作成および編集するには、Advanced Jointsツールを使用します。通常、この拘束は、2つのボディのいずれかまたは両方にあるカーブまたはサーフェスに対するものです。
Couplerエンティティは、2つまたは3つのジョイントの自由度の間の代数的関係を定義します。
2つのジョイントの運動を関連付けるギアエンティティを作成するにはGearsツールを使用します。
ブッシュを作成して、それらの結合性、プロパティ、および方向指定ルールを編集するにはBushingsツールを使用します。
汎用的な式ベースの制約を作成するにはGeneral Constraintsツールを使用します。
ある方向の剛性または減衰が別の方向の変位の関数になり得る2つのボディ間のコンプライアント結合を作成するには、Fieldsツールを使用します。
スプリングとダンパの結合性、プロパティ、および初期条件の編集ではSpring Damperツールを使用します。
Beamsを使用して、ビームを作成し、ビームの結合性、プロパティ、および方向を編集します。
PolyBeamsツールを使用してポリビームを作成し、そのポイントとプロパティを編集します。
Motionsツールを使用して、運動の作成、ジョイントの初期条件、変位、速度、および加速度の編集などが可能です。
荷重の作成や荷重の方向とプロパティの編集にはForcesツールを使用します。
Modal Forcesツールを使用すると、弾性体H3Dにモーダル形式で存在する弾性体に分散荷重を追加できます。
Contactsツールは、2つのボディ間の接触力の属性を指定するために使用します。
Outputsツールを使用して、ソルバーに対する結果出力リクエストを作成します。これにより、プロットするデータとして要求したデータが書き出されます。
Sensorsツールを使用して、シミュレーション中のイベントを感知し、そのイベントに対する応答を定義します。
State Equationsツールを使用して、制御状態方程式のデータを作成および設定します。
Functional Mock-up Unitを追加して、マルチボディモデルと結合するには、FMUツールを使用します。
Templatesツールを使用して、データフィールドとプログラミング命令を記述したテキストのブロックを作成および編集します。
一般的なデータエントリフォームを編集するには、Formsツールを使用します。
実数、文字列、ブーリアン、整数、オプションなどのオブジェクトタイプで構成されたデータセットを作成および編集するには、DataSetsツールを使用します。
状態変数の代数式の作成に使用できるソルバー変数を作成するには、他のソルバー変数同様にVariablesツールを使用します。これらの変数は、ソルバー入力ファイルを介し、関数式で参照されます。
ソルバー配列の作成とソルバー配列のデータ設定にはArraysツールを使用します。ソルバー配列のタイプには、X配列、Y配列、U配列、IC配列、Plant InputおよびPlant Outputが含まれます。
ソルバーストリングの作成とソルバーストリングのデータ設定にはStringsツールを使用します。ソルバーストリングは、例えばユーザーサブルーチンに渡すための、モデル内でアクセス可能なストリングを提供します。
SISOsツールを使用して、Control SISOのデータを設定します。このデータは、モデリングされる機構システムに追加の状態変数を付加するために使用できます。
Diff Equationsツールを使用してソルバー微分方程式を設定します。これらの方程式は、モデリングされる機構システムに追加の状態変数を付加するために使用できます。
MotionViewは、CAD形式とFE形式のいくつかのタイプのインポートをサポートしています。
MotionViewは、マルチボディダイナミクスモデルの弾性体(フレックスボディ)を対象として、さまざまなプリ処理機能とポスト処理機能を備えています。
MotionViewでサポートされているソルバーとトランスレーター。
さまざまな車両モデリングツールについて説明します。
MotionView、MotionSolve、およびHyperStudyによる最適化について説明します。
MotionViewとMotionSolveで使用するFunctional Mockup Unit(FMU)について詳しく説明します。
MotionViewでは、HyperWorks Collaboration Toolsとの間で限られたバージョンのインターフェースをサポートしています。
Tcl/Tkコマンド群で構成するHyperWorks Desktopスクリプトインターフェースのリファレンス資料。
MotionViewのMDL言語、タイヤモデリング、およびMDLライブラリに関するリファレンス資料。
MotionSolveに用意されているコマンドステートメント、モデルステートメント、関数、およびサブルーチンインターフェースを詳しく説明したリファレンス資料。
Templex(テキストと数値の汎用プロセッサー)およびその他の数理関数と演算子に関するリファレンス資料。
Reference materials for the MotionView Python Language.
MotionViewのさまざまなパネルとツールについて説明します。
Bodiesツールを使用して、剛体、ポイント質量ボディ、可変形ボディ / 弾性体を作成および編集します。
ポイント質量ボディは、6自由度の剛体から自由度を縮退したボディです。ポイント質量ボディでは、自由度が3つの並進自由度のみであることから、質量はありますが、慣性プロパティはありません。質点の位置は質量中心点によって定義されます。デフォルトでは、質点の方向は、全体座標系と同じになるように設定されます(シミュレーション中に変更されることはありません)。ポイント質量エンティティの目的は、追加の代表的な重量を別のボディに追加することです(シートにかかるドライバーの体重など)。
ポイント質量ボディは、6自由度の剛体から自由度を縮退したボディです。ポイント質量ボディでは、自由度が3つの並進自由度のみであることから、質量はありますが、慣性プロパティはありません。質点の位置は質量中心点によって定義されます。デフォルトでは、質点の方向は、全体座標系と同じになるように設定されます(シミュレーション中に変更されることはありません)。ポイント質量エンティティの目的は、追加の代表的な重量を別のボディに追加することです(シートにかかるドライバーの体重など)。
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