はじめに

基本を理解して、用途を認識します。

MotionViewは、マルチボディダイナミクスシステム(MBS)向けの汎用プリプロセッサーです。MotionViewを使用すれば、マルチボディモデルを構築してシミュレートし、その結果を可視化できます。


Figure 1.
MotionViewを起動するには:
  • Windowsでは、Start menu > Altair 2020 > MotionView 2020の順に選択します。

  • Linuxでは、コマンドシェルでコマンド~altair_install/altair/scripts/mviewを使用します。
    Note:

    ~altair_installは、HyperWorksのインストール先へのパスです。

ユーザーインターフェース

ユーザーインターフェースは、MotionViewHyperWorks Desktopの各アプリケーションで一貫したルックアンドフィールを提供します。



Figure 2.
このインターフェースは、主に以下のコンポーネントで構成されています:
  1. タイトルバー:どの製品がアクティブかを示します。複数のクライアントを切り替えることができるので、別のウィンドウをクリックしてアクティブにすると、タイトルバーに表示される情報が変化することがあります。
  2. メニューバー:New、Open、Save、Undo/Redoなどの標準的な機能を使用するためのプルダウンメニューが表示されます。システムプリファレンスとヘルプにアクセスするときにも、このメニューバーを使用します。
  3. ツールバー:共通ツールにアクセスするためのアイコンボタンのグループ。
  4. タブbrowserUtility menuなど、panel areaには表示されない各種機能が表示されます。
  5. モデリングウィンドウmodeling windowにモデルとプロットを表示し、エンティティを選択して、モデルの表示を操作できるようにします。
  6. ページ表示とナビゲーション領域:現在表示されているページ番号とページの総数を表示し、これらのページ間を移動できるようにします。
  7. ブラウザ:モデルの各パートを表形式やツリー形式で表示することによってMotionViewの表示関連機能を表示し、モデルのパートの表示を変更できる各種コントロールを表の内部に提供します。
  8. コマンドウィンドウTcl/Tkコマンドを入力して実行します。
  9. パネル:プリ処理ツールとポスト処理ツールを表示します。
  10. ステータスバー:現在読み込まれているモデルに関する情報、およびページとpanelの説明を表示します。

HyperWorks Desktopインターフェースのさまざまな領域に関する詳細については、HyperWorks Desktopオンラインヘルプの“ユーザーインターフェース”トピックをご参照ください。

一般的に、マルチボディシステムのスタディでは、次のような幅広い手順を扱います。以降の各セクションでは、MotionViewとそれに関連するHyperWorks製品を使用してこのようなスタディを実施する方法を簡単に紹介します。