MotionViewの概要

MotionViewは、マルチボディダイナミクス用の汎用プリプロセッサです。

MotionViewには、MotionViewのモデリング言語を使用して、Altairのソルバー群とサードパーティソルバーのどちらでもシミュレーション可能なモデルを構築できるという独自の特徴があります。

MotionViewのネイティブモデリング言語は、MDL(Model Definition Language)と呼ばれます。
  • MDLには、任意のデータを別のモデルデータのパラメトリックな代数式として設定する能力など、いくつかのユニークな特徴が含まれています。また、MDL内のモデルまたはアセンブリは無制限の階層構造をもつことができ、ローカルでの使用のために親システムから子システムへとトポロジー(またはデータ)を渡すことも可能です。MDLはオブジェクト指向のアプローチをフォローするため、定義を必要に応じて何度でも再使用してモデルを構築できます。
  • MotionView MDLモデルは、以下のような様々なソルバーにエクスポートできます。Altair MotionSolve、MSC ADAMS、Dassault Abaqusなどがあります。ユーザーは、MotionViewで使用されるコマンド言語であるTCLを用いて自身のソルバーライターやデータリーダーを作成することができます。TCLは、バッチ操作によるソフトウェア全体の実行、またはカスタマイズされたGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)の作成に使用できます。

この概要に続く各項では、MotionViewのこれらの特徴をはじめ、その他の特徴を詳しく説明しています。