バッチモードのMotionView

バッチモードを使用すると、MDLモデルファイルからソルバー入力モデルファイルを生成し、MotionViewユーザーインターフェースを開始せずにソルバージョブを実行できます。

バッチユーティリティが次の場所にあります。
  • Windowsの場合: ~altair_install/io/translators/bin/win64/mdl_batch.bat
  • Linuxの場合: ~altair_install/altair/scripts/mdl_batch
~altair_installは、HyperWorksのインストール先ディレクトリです。
使用するシンタックスは次のとおりです。
mdl_batch [input_filename] [output_filename] [solver_name] <options>
input_filename
入力ファイルの名前。
output_filename
出力ファイルの名前。ファイルの基本名のみを指定します。
solver_name
エクスポート先ソルバーの名前。
登録済みのソルバーとして以下があります。
引数
ソルバー名
MotionSolve
MotionSolve
ADAMS
ADAMS
Abaqus
Abaqus

<options>(ソルバー固有)

フォーマットは以下のとおり: -Option:Value
-ANALYSIS:var_name

または

-ANALYSIS:ALL
解析の特定の変数名を使用してエクスポートする解析を選択します。

または、

MDLにある既存の解析のソルバーファイルをすべてエクスポートするにはALLを指定します。このオプションを指定しない場合は、MDLにアクティブな解析があれば、それを使用してソルバーファイルが作成されます。
-SCRIPT:scriptname エクスポート後に、名前がscriptnameのソルバースクリプトを実行します。プリファレンスファイルでプリファレンスステートメント*RegisterSolverScript()を使用して、名前がscriptnameのスクリプトをMotionViewに登録しておく必要があります。
-MAF:true

または

-MAF:false
-MAF:trueでは、ソルバーデックと共に.mafファイルが生成されます。

-MAF:falseでは、.mafファイルが生成されません。

Note: この設定は、MAFファイルの書き込みについて入力ファイル(.mdl)に保存された設定より優先されます。

C:\Users\Tutorials>"C:\Program Files\Altair\2017\io\translators\bin\win64\mdl_batch.bat" front_susp.mdl
        C:/Users/Tutorials/Runs/ride.xml MotionSolve -ANALYSIS:an_ride_frnt-SCRIPT:MotionSolve
この例では、mdl_batchによって解析an_ride_frntと共にモデルがfront_susp.mdlからMotionSolve XMLファイルのride.xmlにエクスポートされ、ソルバースクリプトMotionSolveが実行されます。
Note: MotionSolveスクリプトはデフォルトで登録されています。
C:\Users\Tutorials>"C:\ProgramFiles\Altair\2017\io\translators\bin\win64\mdl_batch.bat" front_susp.mdl 
C:/Users/Tutorials/Runs/all_analysis.admADAMS-ANALYSIS:ALL-MAF:true

この例では、mdlに存在するすべての解析について、mdl_batchによってfront_susp.mdlからモデルが、ADAMSのadmファイルであるall_analysis_[analysis_varname].admacfにエクスポートされます。同時に、解析ごとの対応する.MAFファイルが保存されます。