ASSIGN
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションセクションの中でASSIGNコマンドを使用すると、外部ファイルとその内容を識別できます。
ファイル指定の詳細については、コメント3をご参照ください。
フォーマット
ASSIGN, type, option1, option2, option 3
例
ASSIGN, PUNCH, C:\CMS\h3ddmig.pch
ASSIGN, PUNCH, C:\CMS\h3ddmig.pch
ASSIGN, H3DDMIG, AX, C:\CMS\h3ddmig.h3d
定義
タイプ | オプション1 | option2 | Option 3 | 説明 |
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AKUSMOD | filename | N/A | AKUSMOD流体-構造連成マトリックスを読み出す外部ファイルを指定します。 これを定義しなかった場合、AKUSMOD連成マトリックスは、ソルバー入力ファイルと同じディレクトリに存在しており、ftn.70というファイル名が付いていると見なされます。 AKUSMOD流体-構造連成マトリックスを使用するには、PARAM, AKUSMODを記述する必要があります。 |
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DAC | TID | filename | 疲労解析についての荷重履歴情報をそこから読み込む外部.dacファイルを特定します。 ASSIGN,DACエントリに加え、ここで使用されるTID値は、疲労解析で使用されるべきこの荷重履歴についてのFATLOADバルクデータエントリのTIDフィールドと一致しなくてはなりません。
注: FATLOADエントリのLHFORMATフィールドは、DACにセットされていなければなりません。
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ENGINE | SUBCASE ID | filename | EXPDYNソリューションで変換される、中間Radioss Engineファイルに適用されるコマンド修正を読み込む外部ファイルを指定します。 SUBCASE ID=0は、EXPDYNサブケースを意味します。 |
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EXCINP | SUBCASE ID | filename | 過渡と周波数応答レジデュアルランに対し、AVL/EXCITEにより計算されたモード寄与度係数を読みこむ外部ファイルを指定します。 AVL/EXCITEまたはGT-SUITE解析の実行中に、モード寄与度係数を含む.INP4ファイルが生成されます。.INP4ファイルは動解析実行からの応力、ひずみ、変位、速度と加速度のリカバリーのために元のflexh3dファイルと共に用いることができます(GT-SUITEの過渡解析のみ)。SUBCASE IDはモード寄与度係数が用いられるSUBCASEを指定します。 詳細については、サードパーティーソフトウエアのための出力生成をご参照ください。 |
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GETDISP | filename | N/A | 選択したサブケースの結果の復元元の外部ファイルを指定します。GETDISPが機能するには、Filenameという名前の実際のファイルが存在する必要があります。このエントリは、結果が復元対象となる対応するサブケースに追加する必要があります。対応するサブケースの解析プロセスはスキップされます。このエントリは複数のサブケースに追加可能で、そこで、こうした各サブケースの結果が対応するファイルから復元されます。リスタートファイル内の節点セットは、入力デック内の節点と同じにするか、入力デック内の節点のサブセットにすることしかできません。リスタートファイル内に対応するデータが存在しない節点の結果は、自動的に0に設定されます。 注:
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H3DDMIG | マトリックス名 | filename | このオプションは、DMIGマトリックスを読み出すための外部の節点flex h3dを特定するため、または、レジデュアルランの結果リカバリー内の弾性体を特定するために(AVL/EXCITEおよびGT-SUITE)からのモード寄与結果と共に)使用することができます。
詳細については、サードパーティーソフトウエアのための出力生成をご参照ください。 |
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H3DCDS | マトリックス名 | filename | CDSレジデュアルランのための複素動的マトリックスを読み込む外部ファイルを指定します。そのファイル内に含まれているマトリックスの接頭子(matrixname)、およびfilename_CDS.h3dファイルのパスと名前を指定します。filename_CDS.h3dファイル内の全てのマトリックスが使われます。 | |
H3DMBD | Flex Body ID | filename | このオプションは3つの方法、すなわち、結果リカバリー用の弾性体を指定するために、または追加のOS-MBD解析においてPFBODYバルクデータエントリで弾性体を特定するため、または疲労解析でリカバーされた応力に基づいて使用することができます。
詳細については、サードパーティーソフトウエアのための出力生成をご参照ください。 |
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H3DRES | ID | filename | 以下の用途に外部H3Dファイルを識別します: | |
HFILE | ID | filename | さまざまな時間ステップにおける節点温度を記述した外部ファイルを指定します。 現在のところ、PUNCHファイルのみがサポートされています(HFILEオプションとの互換性を確保するために、THERMAL入出力エントリを通じてPUNCHファイルを生成するときは、ソート方法としてSORT1を使用する必要があります)。 このファイルは、温度が熱荷重として適用される非線形ワンステップ過渡熱応力解析(NL-OSTTS)で使用します。 ここで示されているIDは、TEMPTバルクデータエントリのHSIフィールドで参照されます。 |
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INPUTT4 | filename.op4 | UNIT=ID(OP4ファイルのFortranユニット番号) | N/A | このタイプは分割 / パートスーパーエレメントの場合のみ有効です。 DMIGマトリックスから読み込まれた外部OP4ファイル(filename.op4)を特定します。 OP4DMIGオプションとは異なり、外部の.pchファイルを指定する必要はありません。 ここで指定されFortranのユニット番号は、 SEBULK (UNITNOフィールド)の定義と一致する必要があります。それ以外の場合は、このファイルは無視されます。 |
MATMDS | 材料名 | Altair Multiscale Designer™の材料モデルデータファイル名。 | Multiscale Designerで生成された外部材料モデルファイルを指定します。このASSIGNエントリの“材料名”は、MATMDSバルクデータエントリのAMATフィールドとAOPTフィールドで参照できます。 | |
MBDINP | SUBCASE ID | filename | 過渡解析に対してMotionSolveにより計算されたモード寄与度係数を読み込む外部ファイルを指定します。 MotionSolveの実行中に、モード寄与度係数を含む.mrfファイルが生成されます。.mrfファイルは過渡解析実行中に応力、ひずみ、変位、速度と加速度を回復するために元の*.flexh3dファイルと共に用いる事ができます。SUBCASE IDはモード寄与度係数が用いられるSUBCASEを指定します。 詳細については、サードパーティーソフトウエアのための出力生成をご参照ください。 |
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MMO | Model Name | filename | 対応する各モデルのDDM mpiプロセスの数 | マルチモデル最適化(MMO)実行に含める外部ファイルを指定します。“Model Name”はモデルに対するユーザー定義のラベルです。これを使用して、DRESP2エントリとDRESP3エントリのDRESPM継続行で参照されるモデル固有の応答を得ることができます。この“Model Name”は8文字以下にする必要があります。 |
OP4DMIG | name | filename1.op4 | filename2.pch | このタイプは標準 / 外部スーパーエレメントの場合のみ有効です。 DMIGマトリックスを読み出す外部のOP4ファイル((filename1.op4)を特定します。また、節点、座標系、ASET/QSET/USETおよびSPOINTデータを読み出すためのパンチファイル(filename2.pch)を指定することも可能です。OP4ファイル内の全てのマトリックスがデフォルトで使われます。いくつかのマトリックスのみが用いられる場合は、K2GG、M2GG、K42GGとB2GGデータを用いて使用されるマトリックスを指定します。この場合、参照されていないマトリックスは使用されません。
注: パンチファイルが明示的に特定されない場合、OptiStructは、OP4ファイルと同じ名前のパンチファイルを使用します。
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PUNCH | filename | N/A | DMIGデータをPUNCHフォーマットで書き出す場所として使用する外部ファイルを指定します。 | |
RPC | TID | ファイル名 | 疲労解析についての荷重履歴情報をそこから読み込む外部.rpcファイルを特定します。 ASSIGN,RPCエントリに加え、ここで使用されるTID値は、疲労解析で使用されるべきこの荷重履歴についてのFATLOADバルクデータエントリのTIDフィールドと一致しなくてはなりません。
注: FATLOADエントリのLHFORMATフィールドはRPCに設定され、FATLOADのCHANNELフィールドが定義されている必要があります。
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SAVEDISP | filename | N/A | 選択したサブケースの解析結果を書き込む外部ファイルを指定します。このエントリは、結果を保存する対応するサブケースに追加する必要があります。このエントリは複数のサブケースに追加可能で、そこで、こうした各サブケースの結果が別ファイルに保存されます。最適化実行では、後続の反復計算の結果によって先行の反復計算の結果が上書きされます。 注:
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STARTER | SUBCASE ID | filename | EXPDYNソリューションで変換される、中間Radioss Starterファイルに適用されるコマンド修正を読み込む外部ファイルを指定します。 SUBCASE ID=0は、EXPDYNサブケースを意味します。 1 |
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SIMPINP | SUBCASE | filename | SIMPACKでのマルチボディダイナミクス解析の実行中に生成される外部.unvファイルを指定します。.unvファイル内の結果のCMS弾性体のモード寄与度係数は、OptiStructによって、動的変位、速度、加速度、応力およびひずみをリカバリーするために使用できます。 SUBCASE IDはモード寄与度係数が用いられるSUBCASEを指定します。 |
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UPDATE | filename | N/A | 最適化実行の後、更新されるカードを読み込む外部ファイルを指定します。この外部ファイルは、関連するデータが含まれたASCIIファイルであれば、任意のファイル拡張子を持つことができます。 現在は、下記のカードがサポートされています: GRID MAT1, MAT2, MAT3, MAT4, MAT5, MAT8, MAT9, MAT10 PSHELL, PSOLID, PBAR, PBEAM, PELAS, PVISC, PDAMP, PBARL, PBEAML, PMASS, PROD, PBUSH, PBUSH1D, PAABSF, PWELD, PCOMPP, PSHEAR, PTUBE CTRIA3, CQUAD4, CTRIA6, CQUAD8 CONM2 |
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MAP | ID | filename | 板厚マッピング機能に使用する外部結果ファイルを指定します。 ここで使用されるIDは、MAPエントリのASIDフィールドと一致する必要があります。 外部結果ファイルについては、LS-DYNA(.k)およびNastranフォーマット(.nas)がサポートされています。 |
- ASSIGN, UPDATEは、最適化出力用に用意されています。このコマンドを使用すると、一般に最適化時に変更可能な物理値を変更できますが(GRIDポイントの位置、材料パラメータなど)、実際のモデル設定を変更することはできません(プロパティエントリの材料IDやGRIDエントリの座標系IDは変更できません)。
- 複数のASSIGN, UPDATEコマンドを使用して、モデルに組み込む複数のファイルを参照できます。ただし、これらの複数ファイルに共通するデータは上書きされます。複数のASSIGN, UPDATEコマンドを指定する場合は注意してください。データが上書きされた場合、OptiStructは.outファイルに警告メッセージを出力します。
- PSOLIDエントリのMIDフィールドは、ASSIGN,UPDATEを使用して更新できます。他のすべてのフィールド(FCTNを除く)はスキップされます。不適切な材料タイプを割り当てるとエラーが発生する場合があります。
コメント
- 幾何学的非線形サブケースでは、次の2つのタイプの修正コマンドが、ASSIGN,STARTER/ENGINEで定義される外部ファイルで使用可能です: insertとreplaceです。挿入
- 使用法
- キーワード/INSERTと/ENDINSの間の内容を中間Radiossブロックデックに行番号LINENUMで挿入します。
- 構文
- /INSERT,<varname>LINENUM</varname>LINENUM
置換- 使用法
- キーワード/REPLACEと/ENDREPの間の内容を中間Radiossブロックデックの行番号 LINENUM1とLINENUM2の間と取り替えます。
- 構文
- /REPLACE,LINENUM1,<varname>LIMENUM2</varname> LIMENUM2
- SEINTPNTサブケース情報エントリは、ASSIGN,<varname>H3DDMIG</varname>により参照される.h3dファイルで、内部スーパーエレメント節点を変換するためにのみ使用できます。 H3DDMIG
- 制限事項
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- それぞれのサブケースで最大の1つのASSIGN,STARTERエントリと1つのASSIGN,ENGINEエントリのみが定義される事ができます。
- 外部ファイルで、その行番号(/INSERTの後のLINENUMと/REPLACEの後のLINENUM1)は昇順で入力される必要があります。
- (CNTNLSUBで定義される)荷重順序のサブケースとASSIGN,STARTER設定は同じ必要があります。
- ASSIGNエントリ上でファイルを指定するために使用するファイル名は、本来のファイル名でそのまま記述する必要があります。つまり、指定するファイルに拡張子がある場合は、ASSIGNエントリでもその拡張子を含めて指定する必要があります。OptiStruct側で拡張子が追加されたり削除されたりすることはなく、指定したファイル名がそのまま使用されます。拡張子を使用しなければならないという要件はなく、どのようなファイルに対しても特定の拡張子を使用しなければならないという要件もありません。実際のファイルに拡張子がない場合は、拡張子を指定せずに、ASSIGNカードにファイルの仕様を入力できます。