IMPORT

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 直接ランダム応答解析を実行するためにインポートするH3Dファイルと周波数解析サブケースの識別に使用されます。

フォーマット

IMPORT(SUB=SUBID) = option

定義

引数 オプション 内容
SUB SUBID 現在のサブケースの結果としてインポートするH3Dファイル内の周波数サブケースのサブケースID。 1
option <ASSIGN ID>

デフォルト値はありません。

割り当てられたH3DファイルのID。H3DファイルにASSIGN IDを割り当てるには、ASSIGN, H3DRESも必要です。

ASSIGN, H3DRES, 21, C:\RANDOM\FRA.H3D
SUBCASE       1
  ANALYSIS DFREQ
  IMPORT(SUB=11) = 21

コメント

  1. SUB は、H3Dファイルから周波数応答結果をエクスポートするサブケースIDの定義に使用することができます。指定しない場合、現在の周波数応答サブケースID(ダミー / オリジナルのいずれか)がデフォルトとして使われます。すべてのサブケースの上にIMPORTが定義されている場合、このグローバルなIMPORTエントリ内のSUBオプションは無視されます。
  2. ダミーの周波数サブケース、またはオリジナルの周波数解析サブケースが必要です。このようなサブケースで定義された荷重は、ランダム応答解析では無視されます。
  3. モデル内で少なくとも1つのIMPORTエントリが定義されている場合、そのモデルのすべての周波数応答サブケースは、ランダム応答解析専用となります。一方、サブケースの上にグローバルなIMPORTエントリが定義されていない場合は、ASSIGN IDを明示的に定義するため、各周波数サブケースにIMPORTカードが必要となります。このようなセットアップでは、特定の1つまたは複数の周波数サブケースにIMPORTエントリが含まれていない場合、エラーが発生してOptiStructが終了します。
  4. MPCの自由度の出力が要求される場合は、いずれかのサブケースにMPCカードを定義する必要があります。
  5. 後続のランダム応答解析(IMPORTASSIGN,H3DRESを使用)で、1D/2D要素の応力 / ひずみ / 力が必要な場合や、変位 / 速度 / 加速度の回転が必要な場合、H3Dファイルが生成される初期周波数応答解析時に、DISPROTA)を通じた回転出力が必要です。このような場合に、初期周波数応答解析モデルで回転出力がアクティブになっていないと、FRF H3Dファイルを指すIMPORTASSIGN,H3DRESを使用した後続のランダム応答解析ではエラーアウトします。