PFPANEL

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションセクションの中でPFPANELコマンドを使用すると、すべてのモーダル周波数応答サブケースの音場パネル寄与度係数を出力するよう要求できます。

フォーマット

PFPANEL (PANEL=setp, FREQUENCY=setf, outfile,peakout,form) = setdof/PEAKOUT

PFPANEL(PANEL=ALL,FREQUENCY=45)=12
PFPANEL(H3D, PEAKOUT)=56
PFPANEL(H3D, PEAKOUT)=PEAKOUT
PFPANEL(PUNCH, PHASE)=32

定義

引数 オプション 内容
setp <ALLNONE>

デフォルト = NONE

ALL
すべてのパネルの音場パネル寄与度を出力します。
NONE
音場パネル寄与度を出力しません。
setf <ALLSID>

デフォルト = SID

ALL
すべての加振周波数の寄与度係数を処理します。
SID
特性のセットの加振周波数の寄与度係数のみを処理します。SIDが参照するのは、タイプがFREQのSETのIDです。
outfile <PUNCHH3D>

デフォルト = H3D

パネル寄与度はH3DファイルまたはPUNCHファイルのどちらかに出力できます。大容量のデータと成るため、パネル寄与度データはH3Dファイルに出力することを推奨します。
form <REALIMAGPHASE>
REALまたはIMAG
複素出力の直交フォーマット(実部と虚部)を指定します。
PHASE
複素出力の極フォーマット(振幅と位相)を指定します。位相は度単位で出力されます。
peakout PFGRIDデータのカッコ内のオプションにpeakoutがある場合、peakoutデータからのフィルターをかけた周波数がパネル寄与度出力に考慮されます。
setdof/PEAKOUT <SID/PEAKOUT> パネル寄与度係数の処理における自由度です。SIDが参照するのは、タイプがGRIDSETのIDです。SIDでなくpeakoutを指定した場合、出力は、バルクセクション内のpeakoutカードの自由度に対応したフィルタリング済み周波数において考慮された出力になります。

コメント

  1. 出力はH3DまたはPUNCHファイルのみです。PFMODEPFPANELの両方の出力は1つの H3DファイルまたはPUNCHファイルのどちらかである必要があります。PFPANELPFMODEは同じ出力オプションでなければなりません。
  2. 連成周波数応答解析(モーダル周波数応答のみ)では、音場パネル寄与度係数が利用可能です。
  3. FREQUENCYキーワードを使用すると、利用可能な加振周波数のサブセットを選択できます。この場合、最も近い荷重の周波数が選択されます。
  4. H3DファイルまたはPUNCHファイルに音場パネル寄与度をエクスポートするためのレガシーフォーマットである、PFPANEL (OUTPUT=outfile)=setdof/PEAKOUTもサポートされています。