RNFLOW

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ すべてまたは個々の疲労サブケースの疲労損傷結果を出力するよう要求するために使用されます。

フォーマット

RNFLOW (format, RTOP=rtop) = option

定義

引数 オプション 内容
format <OPTI、空白>
OPTI
結果をOptiStruct結果フォーマット(.#.rnfファイル)で出力します。
空白(デフォルト)
OUTPUTまたはFORMATエントリを使用してOPTIフォーマットがアクティブ化された場合のみ、結果が出力されます。
rtop <0.0 < 実数 < 1.0>

デフォルト = 空白 7

FATDEFで定義された要素から、損傷値に基づいて上位比率“rtop”の範囲内にあるものが特定されます。次に、これらの要素のレインフローの結果が出力されます。

例: rtop=0.3の場合、上位30%の損傷の要素がレインフロー出力の対象として特定されます。残りの要素は、レインフロー出力の対象外となります。

option <YES, ALL, NO, NONE, SID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての要素の結果を出力します。
NONONE
結果を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれる要素の結果のみが出力されます。

コメント

  1. RNFLOWエントリを介した疲労結果は、.rnfファイルのOPTIフォーマットでのみ使用可能です。これは、ランダム応答解析および正弦波掃引疲労解析でもサポートされています。
  2. このカードでは複数のインスタンスを使用できます。インスタンスが競合した場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  3. このエントリを使用して、特定の疲労サブケースのレインフローサイクルカウント履歴を出力できます。各要素のサイクル数、応力範囲、平均応力、および損傷が<filename>.fatrf.<subcaseID>.rnfファイルに出力されます。
  4. 多軸疲労の場合、RNFLOW出力では非比例多軸サブケースのみがサポートされます。
  5. ランダム応答疲労では、レインフローサイクルカウント情報を出力するために、FATPARMエントリにNBINが必要です。FATPARMエントリ上でDSが定義されている場合、レインフローサイクルカウント情報は使用できません。
  6. セットID(SID)が指定されている場合、損傷要素のrtop比率がセットIDの要素の一部でなければ、損傷要素のrtop比率は出力されません。
  7. RTOPが指定されていない場合は、FATDEFで定義されたすべての要素についてレインフロー結果が出力されます(この状況はRTOP値の値が1.0の場合と同じであると考えることができます)。