OLOAD
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内で使用すると、すべてまたは個々のサブケースの適用荷重ベクトル出力、温度荷重出力、および適用パワー出力を要求できます。
フォーマット
OLOAD (format_list,type,spc) = option
定義
引数 | オプション | 内容 |
---|---|---|
format | <H3D、OPTI、PUNCH、OP2、HDF5 、空白> | |
type | <SPARSE、ALL> デフォルト(OPTI) = SPARSE デフォルト(H3D、PUNCH、OP2) = ALL |
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spc | <NOSPC, SPC> | 線形静解析および非線形静解析のみでサポートされます。他のタイプのサブケースで指定されている場合は、無視されます。
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option | <YES, ALL, NO, NONE, SID> デフォルト = ALL |
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コメント
- OLOADコマンドを指定しなかった場合、荷重は出力されません。
- 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
- このカードでは複数のインスタンスを使用できます。インスタンスが競合した場合は、最後のインスタンスが優先されます。
- 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。
OptiStructの以前のバージョンでは、入出力オプションFORMATとRESULTSの組み合わせが使用されていました。この方法は現在もサポートされていますが、複数のフォーマットに対してそれぞれ異なる出力頻度を指定できないため、推奨されません。
- OLOAD入出力オプションエントリが指定されている場合は、適用温度荷重が適用荷重ベクトルとともに出力されます。温度荷重はH3D形式で出力されます。結果はHyperViewの“Applied Temperature(s)”ラベルの下に表示されます。
- OPTI出力フォーマットが使用される場合は、SPARSE出力タイプのみが使用可能です。
- format<varname>format</varname>=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。
- HDF5出力は、.h5バイナリ結果ファイルに出力されます。現在サポートされているHDF5出力フォーマットは:
- 線形静解析とノーマルモード解析の場合
- 要素ベースの結果(.h5フォーマット)でサポートされている要素タイプは以下のとおりです:
結果 サポートされている要素 FORCE/ELFORCE CBAR、CBEAM、CONROD、CTRIA3、CTRIA6、CQUAD4、CQUAD8、CSHEAR STRESS CROD、CBAR、CBEAM、CONROD、CELAS1、CELAS2、CBUSH、CTRIA3、CTRIA6、CQUAD4、CQUAD8、CSHEAR、CTETRA、CHEXA、CPENTA STRAIN - CQUAD4およびCQUAD8要素を使用した上記の結果では、コーナー結果も得られます。
- 要素ベースの結果(.h5フォーマット)でサポートされている要素タイプは以下のとおりです:
- 非線形静解析の場合
- STRESSとSTRAINの結果(.h5フォーマット)でサポートされている要素タイプは以下のとおりです:
結果 サポートされている要素 STRESS CROD、CELAS1、CBAR、CBEAM、CTRIA3、CTRIA6、CQUAD4、CQUAD8、CHEXA、CPENTA、CTETRA STRAIN - CQUAD4およびCQUAD8要素では、コーナー結果も得られます。
- NLOUTエントリがサブケース内で定義されている場合、DISPLACEMENT、STRESS、およびSTRAINの結果も解析時にリアルタイムで得られます。
- STRESSとSTRAINの結果(.h5フォーマット)でサポートされている要素タイプは以下のとおりです:
- 線形座屈解析の場合、DISPLACEMENTの結果のみが.h5フォーマットで得られます。
- 線形静解析とノーマルモード解析の場合
- 適用パワー出力は、H3DおよびPUNCHファイルの定常熱伝導解析に対してのみ使用可能です。
- 非線形解析の増分温度フィールド出力は、H3Dファイルでのみ使用できます。