Preload/Offset/Scaleタブには、次の図のようにブッシュのフォース特性が表示されます。
Figure 1.
次の図は、ブッシュに対する初期荷重とオフセットの効果を示しています。
Figure 2.
ブッシュに対するK番目の方向(x、y、z、ax、ay、azのいずれか)のフォースは次の関数で定義できます。
(1)
F
k
=
−
G
k
(
q
k
,
q
˙
k
,
x
k
,
t
)
ここで、
F
k
k番目の方向のフォース
G
k
(
d
k
,
d
˙
k
,
x
k
,
t
)
k番目の方向のフォースの関数
d
k
k番目の方向の変位入力
d
˙
k
k番目の方向の速度入力
x
k
k番目の方向の内部状態(ヒステリシス)で構成した配列
t
時間
変位に対するオフセットQk と変位に対するスケールHk によって変位と速度が変更され、関数Gに対する新たな入力が次のように計算されます。
q
k
=
H
k
⋅
d
k
−
Q
k
はスケーリングされたオフセット済み変位です。
q
˙
k
=
H
k
⋅
d
k
はスケーリングされた速度です。
したがって、変更された入力
q
k
および
q
˙
k
を使用して、次のようにフォースを計算できます。
(2)
F
k
=
−
G
k
(
q
k
,
q
˙
k
,
x
k
,
t
)
最後に、フォースとトルクの初期荷重P
k とフォースとトルクに対するスケールV
k によって出力が変更され、フォースの計算結果が次の式で得られます。
(3)
F
k
=
P
k
−
V
k
⋅
G
k
(
q
k
,
q
˙
k
,
x
k
,
t
)