マウント制限の定義

マウント制限をアクティブにして、ブッシュが結合しているボディ間の材料接触をシミュレートできます。この接触によって、ブッシュのたわみが制限されます。このたわみによって特定の方向でギャップが閉じると、マウント制限のフォースまたはトルクがアクティブになります。このフォースまたはトルクは、IMPACT関数を使用して計算します。指数が1よりも大きい場合は、貫通に伴って剛性が高くなります。減衰力は、貫通距離全体にわたって3次ステップ関数で平滑化されます。

以下の図は、ブッシュのマウント制限に見る正と負のギャップの概念を示しています。


Figure 1.
  1. Activateをクリックしてオプションを有効にします。
  2. ボディどうしが接触した状態になるブッシュのたわみを指定した正の実数値をGapに入力します。制限のフォースとトルクは、対応するギャップがブッシュのたわみによって閉じるまでゼロです。次元は長さです。
  3. 特定方向の制限の剛性を指定した正の実数値をStiffnessに入力します。
    Note: 並進の次元は、フォース / 長さです。回転の次元は、フォースx長さ / 角度です。
  4. 貫通が発生する要因となるフォースを指定した正の実数値をExponent欄に入力します。指数が1.0よりも大きい場合は、貫通に伴って剛性が高くなります。
  5. 減衰力を指定した正の実数値をDampingに入力します。
    Note: 並進の次元は、フォースx時間 / 長さです。回転の次元は、フォースx長さx時間 / 角度です。
  6. 減衰力が全面的に有効になる貫通を指定した正の実数値をPenetrationに入力します。減衰力のフォースとトルクは、それらが不連続にならないように、貫通全体にわたって3次ステップ関数で円滑化されます。次元は長さです。