ビューオプショントグルボタン

これらはアクションモードのツールに作用するオプションであり、選択した場合に表示されるエンティティを決定することや、結合されているエンティティのshow、hide、またはisolateを実行することができます。


図 1.
各ボタンは、クリックによってアクティブと非アクティブを切り替えられます。一度アクティブにしたボタンは、再度クリックしない限り非アクティブになりません。そのため、isolateなどのアクションを実行した後に選択がリセットされる心配はありません。


図 2. Active


図 3. Inactive
下記モデルを使用し、これらの検索オプションの影響を紹介します。
注: ハイライトされているコネクターは、以下に例における開始ポイントです。


図 4. . 灰色のメッシュ上の白くハイライトされたコネクターに注目します(Audi様による提供モデル)
以下のそれぞれのケースでは、各ビューオプションのみを使用してIsolatedで選択されたコネクターのみを隔離表示しています。
オプション Name 効果
1st connector entity 選択されたコネクターエンティティは、他のリンクに全く参照されていない場合でも、常に第1コネクターエンティティとして表示されます。1st connector entityビューオプションボタンがアクティブな場合、選択されたコネクターはすべてのアクションの動作対象となります。
従って、隔離表示実行時、選択されたコネクターは、すべて無条件で隔離表示されます。


図 5. . 選択された1つのコネクターのみが隔離表示されます(magnifiedビューでも表示される)。
Linked entity 選択されたコネクターのリンクエンティティまたは結合されているエンティティを検索します。

このlinked entityビューオプションボタンがアクティブな場合は、第1コネクターエンティティにリンクされているすべてのエンティティがアクションの対象となります。1st connector entityビューオプションボタンのアクティブ / 非アクティブに関係なく、そのエンティティはその後も表示されます。この決定はどの表示状態にも影響を及ぼしません。

従って、このオプションが選択されている場合の隔離表示は、選択されたコネクター(第1コネクターエンティティ)によって参照されるエンティティのみが隔離表示されます。


図 6. . “1st linked entity”がアクティブでないため、コネクターは表示されません
2nd connector entity 選択されたコネクターのリンクエンティティに結合されている別のコネクターを検索します。

2nd connector entityビューオプションボタンがアクティブな場合は、元々選択されていた第1コネクターエンティティを除く、指定されたリンク済みエンティティによって参照されるすべてのコネクターがアクションの対象となります。1st connector entityまたはlinked entityビューオプションボタンのアクティブ / 非アクティブに関係なく、この決定はどの表示状態にも影響を及ぼしません。

この場合の隔離表示において、選択されたコネクターエンティティとリンクを共有するコネクターのみが表示されます。


図 7. . “linked entity”がアクティブでないため、エンティティは表示されません
Realization 選択されたコネクターのリアライゼーションの検索と表示を行います。


図 8.

複数のビューオプションの組み合わせによる効果

これらのオプションは、組み合わせて機能させることもできます。例えば、Linked entityボタンと2nd connector entityボタンの両方がアクティブな場合は、コネクターを選択して隔離表示すると、それがリンクするコンポーネントと、そのコンポーネントにリンクする他のすべてのコネクターが表示されます。Realization、Linked entity、2nd connector entityをすべてアクティブにし、コネクターを隔離表示すると、コネクターがリンクするコンポーネントを表示し、コンポーネントにリンクするコネクターとそのリアライゼーションを表示します。


図 9. . リンクされたエンティティ、第2コネクターとリアライゼーションの隔離表示例(左側)同じオプションで、リアライゼーションを含まず(右側)

コネクターのリンクの使用による選択範囲の拡大

表示するエンティティおよびコネクターを徐々に増やすには、Show機能を使用します。以下の例では、1つのコネクターのリンクエンティティと第2コネクターが隔離表示されています。Showアクションモードをアクティブにし、現在表示されているコネクターをクリックすることで、表示するコンポーネントとコネクターを増やすことができます。リンクエンティティと第2コネクターのビューモードがまだアクティブなため、クリックするたびにコネクターのリンクエンティティと第2コネクターがビューに追加されます。


図 10. . Show機能のためにハイライト表示されているコネクターが選択されます。


図 11. . 新たに結合されているコンポーネントが表示され、再びハイライトされているコネクターをクリック


図 12. . 結合されているコンポーネントが表示され、更にハイライトされているコネクターをクリック


図 13. . 3番目に結合されているコンポーネントが表示され、

このようにして、選択範囲を広げていくことができます。Showの代わりにHideを使用することで、逆の操作も可能です。つまり、結合されているコンポーネントを1つまたは複数(複数レイヤーコネクターの場合)を選択していくことで、徐々にモデルの表示範囲を狭めることもできます。