参照ブラウザ

参照ブラウザは、モデルを構成する異なるエンティティ間の複雑な関係をユーザーが素早く理解することを可能にします。

参照ブラウザを開くには、Model、Solver、Part、Connectorブラウザでエンティティを右クリックし、コンテキストメニューからReferencesを選択します。

異なるエンティティ間の関係を理解するには、クロスリファレンス操作を起動するためにエンティティをダブルクリックします。

クラスリファレンス操作の結果は参照ブラウザに表示されます。互いに参照されているものの間を移動するには、ブラウザの左上隅にあるforwardおよびbackボタンをクリックします。


図 1. . forwardおよびbackボタンは、互いに参照されているものの間の移動を可能にします。
エンティティエディターを使用して、ブラウザ内に表示されているエンティティ（複数化）のHyperMesh特有データとソルバーに特有データのレビューと編集をします。エンティティエディターを起動するには、レビューするエンティティを選択します。


図 2. . 参照ブラウザで開かれたエンティティエディター

SimplifiedビューとDetailedビュー

参照ブラウザには、次のような2つビューがあります：SimplifiedとDetailed。どのビューを表示するかを選択するには、コンテキストメニューから行います。


図 3. Simplifiedビュー


図 4. Detailed View
Simplifiedビューでは、表示されているエンティティの名前、ID、タイプ、インクルードファイルを表示します。クロスリファンレスで選択されたエンティティは太字で表示され差別化されます。選択されたエンティティの参照はエンティティの下に表示され、クロスリファレンスはエンティティの上に表示されます。


図 5. コンポーネントの参照とクロスリファレンス

相互参照されているエンティティは、階層のないリストとして表示されます。指定されたエンティティまたは要素設定のインスタンスが５つを超える場合、エンティティはフォルダー内に表示されます。要素と節点の場合、エンティティの数をフォルダーに含むことができないためフォルダー内の詳細は与えられません。

また、要素は、タイプとコンフィグレーションによって分類されます。Rigid要素rbe3とspotweldは別々に表示されます。


図 6. タイプとコンフィグレーションによる要素の分類

Detailedビューにおいて、関係するエンティティは、ReferenceフォルダーとCross Referenceフォルダーに分類され、エンティティが表示されます。

Referencesは、で表され、指定されたエンティティによって参照されるエンティティに対応しています。階層は、モデル内の選択されたエンティティから辿って表示され、選択されたエンティティから参照されるエンティティがリストされます。コンポーネントの場合、Referencesフォルダーには、コンポーネントに含まれる要素、材料、プロパティが表示されます。

Cross Referencesは、で表され、指定されたエンティティによって参照されるエンティティに対応しています。階層は、モデル内の選択されたエンティティを遡って表示され、選択されたエンティティを参照するエンティティがリストされます。コンポーネントの場合、Cross-referencesフォルダーには、選択されたコンポーネントを参照するグループ、セット、出力ブロックなどが表示されます。また、コンポーネントの場合、Cross-referenceはNode（）とElement（）というサブフォルダーを持ち、選択されたコンポーネントの節点または要素が参照されるエンティティが一覧表示されます。

Detailedビューでは、表示されているエンティティの名前、ID、表示色、カードイメージ、インクルードファイルを表示します。節点と要素はReferenceまたはCross-referenceフォルダー内で個々に表示されることはありませんが、各エンティティの数はフォルダーの横に表示されます。


図 7. 参照ブラウザでの詳細ビュー