荷重ステップブラウザ

荷重ステップブラウザは、荷重ステップ（サブケース）および関連するコントロールカードの作成、管理、表示に使用されます。

メニューバーから、Tools > Load Step Browserをクリックします。

制約事項: OptiStructおよびNastranプロファイル使用時のみ利用できます。

使いやすさを考慮して情報はツリー構造にまとめられ、情報の表示やエクスポートを変更するためのコントロールが用意されています。右クリックメニューで編集および高度なオプションにアクセスでき、ポップアップフォームでは関連の情報を素早く入力または選択することが可能です。

ブラウザには、固有のツールバーが含まれており、主にどの荷重ステップをエクスポートすべきかの決定やブラウザとグラフィックス領域間の表示を同期させるために使用されます。

表 1. ツールバーボタン
機能	内容
Select all、select none、reverse selection	ツリー内のアイテムを選択し、それらをエクスポート用としてマークするために使用します。また、１つ１つをクリックすることで個々のアイテムを、Ctrl+クリックまたはShift+クリックで複数のアイテムを選択することが可能です。荷重ステップが選択されると、その名称の横のエクスポートアイコンが透明になり、選択が解除されると、エクスポートされないことを示す赤い“x”印がアイコンに追加されます。注: エクスポートの状態は、グラフィックス領域内の可視性に依存します。一度にグラフィックス領域に表示できる荷重ステップは１つのみですが、任意の数の荷重ステップをエクスポートすることが可能です。
Sync browser	大規模モデルの場合、ブラウザと実行されるその他のアクションとを同期させるのにかなりの処理時間が必要となります。この問題を緩和するために、荷重ステップブラウザは自動的にはデータベースと同期を取りません。その代わり、現在のデータベースに変更が加えられた際には、Syncボタンがアクティブになります。これを使用することで、パフォーマンスの問題に煩わされることなく多くの操作を実行した後、ワンクリックでブラウザを同期させることが可能です。
フィルタ-	フィルタボタンにより、標準的なフィルタリング用のシンタックスを使用するnameフィルタなどを含むより多くの選択制御が可能になります。この機能は、特定の文字列（部分的または全体）と一致する名称の荷重ステップのみがツリーに表示されるよう制御するのに使用できます。