OptiStructおよびNastranプロファイル

ブラウザのツリー構造は、関連するコントロールカードおよび荷重ステップの情報をフォルダにまとめてリストしています。


図 1.
数多くの機能があり、それらには、ツリーの背景、個々もしくは複数のアイテム上を右クリックすることでアクセスできます。OptiStructおよびNastranプロファイルについては、下記のオプションが用意されています:
機能 内容
New loadstep 新規荷重ステップを最初から、または既存荷重ステップの同一コピーを作ることにより作成します。
Edit options 選択されたエンティティに応じて、荷重ステップまたはコントロールカード情報を編集するために適切なGUIを表示させます。
Edit card 選択されたエンティティをHMカードエディタ内で確認します。
Delete 選択されたエンティティを削除します。
Rename 選択されたエンティティの名称を変更します。
Renumber 選択されたエンティティの番号を付け替えます。
Summary table 選択された荷重ステップのサマリー一覧を生成します。
Contour Loads Contour Loadsユーティリティを起動し、選択された荷重ステップと関連付けされている荷重コレクターを自動的に選択します。
Loads summary Loads Summaryユーティリティを起動し、選択された荷重ステップと関連付けされている荷重コレクターを自動的に選択します。
Collapse all/selection 選択されたすべてのフォルダおよびサブフォルダを閉じます。何も選択されていない場合はすべてのフォルダを閉じます。
Expand all/selection 選択されたすべてのフォルダおよびサブフォルダを展開します。何も選択されていない場合はすべてのフォルダを展開します。
Auto-manage load references このオプションによりユーザーは、既存のDLOAD、LOAD、MLOAD、MOTION、MPCADDおよびSPCADDカードを自動管理することができます。Edit optionsポップアップメニューで簡単に編集/確認できるように、同一カードイメージを有した荷重コレクターを作成し、自動管理が可能な荷重コレクター名にします。
OptiStruct HyperMeshOptiStructパネルを開きます。
さらに、ツリー内でリストされている各荷重ステップの横には、小さなチェックボックスとエクスポート状態のインジケータが付いています。これらはクリックすることで順次切り替わります。
荷重ステップ内の荷重コレクターは、HyperMeshのグラフィックス領域内に表示されています。
荷重ステップ内の荷重コレクターは、HyperMeshのグラフィックス領域内に表示されていません。
この荷重ステップはエクスポートされません。
この荷重ステップはエクスポートされます。
注: 最初に荷重ステップブラウザを開いた際、モデル内のすべての荷重ステップはデフォルトでブランク(チェックマークの入っていない)状態になっています。

新規荷重ステップの作成

  1. 荷重ステップブラウザ内の任意の位置を右クリックし、New loadstepを選択します。
    ポップアップウィンドウが開き、下記のことが可能になります:
    • 荷重ステップの名称を入力
    • 希望する場合、Same asオプションを選択し、新規荷重ステップのベースとするべき既存の荷重ステップをピック。このオプションがアクティブである場合、新規荷重ステップは既存のものと全く同じコピーとなります。
  2. createをクリックします。
    別のポップアップウィンドウが開き、荷重ステップの編集が可能になります。

荷重ステップの編集

  1. 荷重ステップブラウザ内で、希望する荷重ステップフォルダーまたは任意のサブフォルダーを右クリックして、Editを選択します。
    注: この手順は、荷重ステップを作成する際はスキップしてください。
    ポップアップウィンドウが開き、荷重ステップの編集が可能になります。ポップアップは、関連の情報を集めた幾つかのタブを有しています。
  2. オプションをアクティブにするには、オプションの横にあるボックスにチェックマークを入れ、必要な値を入力します。
    荷重参照のリストは、荷重ステップタイプによって異なります。ツリー構造は、選択された荷重ステップタイプに使用可能な荷重参照をリストします。
    • 太字の参照は、その荷重参照が定義されていることを示します。
    • 赤いインジケータは、その荷重ステップタイプについて荷重参照が必須であり、注意が必要であることを示しています。
    • 緑色のインジケータは、その荷重ステップタイプについて荷重参照が必須で、すでに定義されていることを示しています。
  3. 左側の一覧には、含まれるカードイメージまたは荷重のタイプに応じて、特定の荷重参照について有効である荷重コレクターがリストされます。
    • ツリー内で選択された荷重参照によって、リストは異なります。
    • 荷重コレクターは、希望する列の見出しをクリックすることで並び替えが可能です。クリックを繰り返すと、昇順、降順が切り替わります。
      注: display列に基づいて並び替えることはできません。
    • 標準のフィルタリングシンタックスを使うことにより、名称、ID、タイプおよびカラーフィルタリングが使用できます(カラーフィルタリングはHyperMeshのカラーID番号をベースとします)。
  4. 右側の一覧には、その荷重参照について現在選択されている荷重コレクターがリストされます。荷重参照に荷重コレクターを追加するには、左側の一覧から荷重コレクターを選択し、右向きの矢印を使ってその荷重コレクターを右側の一覧に追加します。
    • 荷重コレクターが割り当てられており、その荷重コレクターが特定の荷重参照に適切ではない場合、警告のメッセージが表示されます。
    • 荷重コレクターが割り当てられており、その荷重コレクターがデータベース内に存在しない場合、警告のメッセージが表示されます。
    • モデルをインポートする際、インポートされていない荷重コレクターを荷重ステップが参照することは可能です。これをサポートするためには、Add <unavailable> load reference IDオプションを使用して荷重ステップを修正し、現在のモデルに存在しない荷重コレクターへの参照を追加します。これらの参照も、データベース内にその荷重コレクターが存在しないことを告げる警告メッセージと共に、右側の一覧にリストされます。
  5. 荷重参照から荷重コレクターを削除するには、右側の一覧で荷重コレクターを選択し、左向きの矢印を使ってその荷重コレクターを削除します。
  6. 複数の荷重コレクターを選択するには、適切な箇所でSelect All/Select None/Select Reverseボタンを使用します。
    これらのボタンは、現在アクティブとなっている一覧から荷重コレクターを選択します。
  7. 右クリックオプションでは、現在の選択に基づき、追加の機能が使用できます。
    Add <unavailable> load reference IDオプションを使用し、データベースに現在存在しない荷重コレクターのIDに参照を追加します。
  8. 変更を確定し、編集のウィンドウを閉じるには、Acceptをクリックします。

    cancelをクリックすると、ウィンドウが閉じ、変更は破棄されます。

右クリックメニューでedit optionsを選択する前にブラウザ内で、Shift+クリックなどを使い複数の荷重ステップを選択することで、複数の荷重ステップを同時に編集することも可能です。
  • 各オプションについて、選択された荷重ステップについてオプションの値がすべて同じであれば、そのオプションは“オン”としてチェックされ、適切な値と共に表示されます。選択された荷重ステップについてオプションの値がすべて同じでない場合は、そのオプションは“オフ”としてチェックされ、デフォルト値と共に表示されます。
  • 荷重ステップのタイプが選択されたすべての荷重ステップについて同じでない場合、Loadstep Typeタブにブランク値が表示されます。
  • 荷重ステップタイプが同じではない場合、Loadstep Referencesタブは、選択された荷重ステップのすべての荷重ステップタイプに共通な荷重参照タイプを表示します。

行った編集は、選択されたすべての荷重ステップに等しく適用されます。“オフ”としてチェックされた値は修正されませんが、“オン”としてチェックされたオプションは同じ値に設定されます。

荷重ステップの表示

  1. 対象とする荷重ステップの横の表示チェックボックスにマークを挿入 / 削除します。
    Global Optionsおよび荷重ステップのLoad Referencesレベルの両方で、追加のコントロールが使用できます:


    図 2.
  2. チェックマークを入れる(表示)または外す(非表示)には、希望する各荷重ステップの表示チェックボックスをクリックします。
    • 荷重コレクター内に含まれるすべての荷重は、それらが割り当てられた荷重参照とは関係なく表示されます。それらの荷重を正しい表示にまとめるかは、ユーザー次第です。
    • グローバル荷重参照は、荷重ステップの選択または選択解除によってオン / オフされません。荷重ステップタイプに応じて、適切な荷重コレクターをオン / オフとしてチェックするよう決定する必要があります。
    注: 荷重ステップブラウザからは、BCs ContourおよびLoads Summaryユーティリティを起動することも可能です。選択されたユーティリティは、選択された荷重ステップに関連した荷重コレクターが自動的に選択された状態で起動されます。

荷重ステップのカードの名称変更、番号付け替え、削除、編集

  1. 適切な荷重ステップまたは荷重コレクターを右クリックします。
  2. ポップアップメニューから希望のオプションを選択します。
  3. 名称変更および番号付け替えの場合、適切な情報が入力できるよう、ブラウザ内に入力ボックスが表示されます。

Global Optionsを編集するには

Global Optionsの編集は、荷重ステップの編集とほとんど同様に機能します。唯一異なるのは、最初の手順がGlobal Optionsフォルダーまたはそのサブフォルダーのいずれかを右クリックすることです(荷重ステップの編集の場合、特定の荷重ステップのフォルダーまたはサブフォルダーをクリックします)。