Connector Entityブラウザ

コネクターブラウザの中央には、モデルに含まれるすべての結合のツリーが表示され、Link Entityブラウザと同じツールが使用できます。

モデル内のすべての結合は、それぞれのリアライゼーションタイプに応じてまとめられ、フォルダーに表示されます。フォルダーの名称は、feconfig.cfgファイル内で各ソルバーについて指定されたFEコンフィギュレーション名から取得されます。


図 1.

ツリー内のコネクターの情報は、特定のコネクターによって結合されているリンクエンティティの検索、および、特定のコネクターの属性を修正するために使用できます。列には、結合の情報を簡単に認識するために重要なコネクターの情報のサブセットが表示されます。

コネクターは3つのカテゴリーに分かれています。
  • General - すべてのリンクが同じサブシステム内にある
  • Subsystem - 1つまたはすべてのリンクが複数のサブシステムに存在する
  • Attachment - 新しい単一のコネクターエンティティ

すべてのビューオプショントグルボタンが非アクティブになっている場合、グローバル表示ツールセット、アクションモードツールセット、コンテキストメニューの機能(show、hide、isolate、isolate only)は、モデルブラウザのコンポーネントビューと同様に動作します。

ビューオプショントグルボタンが1つでもアクティブになっている場合(オレンジ色の背景)、show、hide、isolate、isolate onlyの動作は異なります。アクションボタンが、通常のアクションボタンにコネクターシンボルが追加されたボタンに切り替わり、動作が異なることを示します。


図 2.
操作の対象はリンクとそれに関連するコネクターとなり、表示される結果は選択されているビューオプションに依存します。モデルのパートは、コネクター選択によって3つの異なるカテゴリーに分類されます。
1st connector entity
選択されたコネクター
linked entities
選択されたコネクターのいずれかによって参照されるリンク
2nd connector entity
リンクされたエンティティの少なくとも1つを参照するコネクター
注: ここでは、予期せぬ相互参照を避けるため、コネクターとリアライゼーションは、リンクとは異なるカテゴリーとして取り扱われます。

これらのカテゴリー分けは、ビューオプショントグルボタンのいずれかがアクティブな場合のみに、コンテキストメニューまたはアクションボタンから実行されるアクションかどうかに関係なく、アクションshow、hide、isolate、isolate onlyにのみ使用されます。その他の機能ではこのカテゴリー分けは使用されません。

Connector Entityブラウザの基本機能は、Connector Entityブラウザ設定ウィンドウで変更できます。

ブラウザツリー内の列のデータとして、下記のコネクター詳細が表示されます:
オプション 内容
Entities コネクターのID、およびそれぞれのコネクターのスタイル(スポット、シーム、ボルトなど)を表すシンボル。
ステータス コネクターエンティティのリアライゼーション状態: unrealizedrealizedfailedまたはmodified
注: GUIを使用せずにこれらのスクリプトを記述する場合は、スクリプト内に以下の行を追加することで、より詳細なレポートを作成できます:set error_report [ hm_ce_errorreport CE_ID 1 ]
Tolerance コネクターのリアライゼーショントレランス。値を変更するには、このフィールドを右クリックし、新しい値を入力してEnterキーを押します。
(link type) 選択されたコネクターにリンク参照として追加可能なエンティティのタイプ。サポートされるエンティティは、アセンブリ(assemblies)、コンポーネント(components)、サーフェス(surfaces)、要素(elements)、タグ(tags)、および節点(nodes)です。
ヒント: リンクを左クリックすることで、関連するエンティティ(パート)をグラフィック領域内でハイライト表示できます。


図 3.
Rule リンクとして追加されるエンティティをコネクターがどのように扱うかを定義します。IDまたはnameを指定してリンクを追加する場合、データベース内にリンクエンティティが存在しない場合でも、リンクのIDまたは名前を保持したコネクターが作成されます。これは、パートの置換において新しいパートが古いパートに置き換わり、新旧のパートが同じIDまたは名称を共有する場合に役立ちます。at-fe-realizeルールでリンクを追加すると、コネクターがリアライズされる都度、正しいタイプに最も近いエンティティが検索され結合されます。これは、アセンブリ内の最も近いパートにコネクターが結合される必要がある場合に役立ちます。
Link コネクターにリンクとして追加されるエンティティのIDまたは名前。
Layer コネクターによって結合されるリンクエンティティの総数。これは、thickness layers (2T/3T/4Tなど)とも表されます。
Subsystem サブシステムに関連するコネクターを表示します。
Connector Group コネクターが属するコネクターグループの名称。
Comment コネクターについてのコメントを入力します。
Error Message コネクタに関するエラーメッセージです。

機能へは、グローバル表示ツールセット、アクションモードツールセット、コンテキストメニューからアクセスできます。