Drape Estimator

Drape Estimatorを使用して、直接<%HYPERMESH%>に、複合積層材においてプライに関連付けられている繊維の製法によって異なる、さまざまなドレープ角度および板厚を生成します。

複合材を使用したモデルのパートの精度を高めるため、このツールで生成されたドレープデータを、逆マッピングに基づいて使用することができます。
注: Drape Estimatorは、LS-DYNANastranOptiStructおよびRadiossユーザープロファイルの使用時にのみ利用できます。

Drape Estimatorの使用

Drape Estimatorにアクセスするには、モデルブラウザ内で1つまたは複数のプライを右クリックし、コンテキストメニューDrape > Drape Estimatorを選択します。


図 1. Drape Estimatorは、モデル内の11個すべてのプライについてのドレープデータ生成に使用されています。

Drape Estimatorでのドレープデータの生成が完了すると、HyperMeshによって、モデルブラウザ内のTableフォルダーに、選択されたプライごとにドレープテーブルが作成されます。



図 2. Drape Estimatorによって、モデル内の11個のプライの11個のドレープデータが生成された

Drape Estimatorによって生成されたデータの確認および編集

  1. モデルブラウザ内のドレープデータを選択することで、Drape Estimatorによって生成されたデータをエンティティエディターで確認および編集できます。


    図 3. エンティティエディターがアクティブになっておりP001_DrapeTableが表示されています。
  2. このテーブルのドレープデータを確認するには、をクリックします。
    このテーブルで利用可能なドレープデータは、DTYPE、DID、T、およびTHETAです。
  3. このデータを変更するには、フィールドをクリックして新しい値を入力します。


    図 4.

例:Drape Estimator

  1. モデルブラウザPlyフォルダーを右クリックし、コンテキストメニューからEditを選択します。


    図 5.
  2. Edit Plyダイアログで、Update systemチェックボックスを選択し、systemsセレクターをアクティブにします。
  3. Systemsをクリックし、id=フィールドに1を入力します。


    図 6.
  4. proceedをクリックします。
  5. Updateをクリックします。
  6. 2Dページでcompositesをクリックします。
  7. material orientationサブパネルに移動し、elemsセレクターをアクティブにします。
  8. 要素選択ウィンドウでdisplayedをクリックします。
  9. Systemsをクリックし、id=フィールドに1を入力します。
  10. Assignをクリックします。
  11. returnをクリックします。
  12. モデルブラウザPlyフォルダーを右クリックし、コンテキストメニューからDrape Estimatorを選択します。
    Drape Estimatorによって、モデル内の11個のプライのドレープデータが生成されます。
  13. メニューバーからFile > Export > Solver Deckをクリックします。
  14. Fileフィールドで、作業ディレクトリに移動し、ドレープデータを保存します。
  15. Export をクリックします。
    HyperMeshによって生成されたデータのドレープカードが作成され、それがソルバーデックへエクスポートされます。


    図 7.