Solver Job Launcher

Solver Job Launcherでは、AcuSolveのジョブをEngineering Solutionsから直接実行できます。

このツールによって、メッシュのエクスポートとAcuSolveジョブの実行が統合されます。投入されたジョブをEngineering Solutionsから制御することもできます。

Solver Job Launcherの呼び出し

CFDツールバーのアイコンをクリックします。
Job Launcherダイアログが開きます。


表 1.
Problem name *.inp拡張子を除いた入力デックの名前を指定します。名前に空白文字を使用しないでください。
Problem directory 入力デックが配置されているディレクトリ。ソルバー実行は、この問題ディレクトリ内で開始されます。
Working directory AcuSolve実行の結果ファイルは、この作業ディレクトリに保存されます。
Solver exec dir AcuSolve実行ファイルのパスを定義します。同じインストールパス内にソルバーが含まれている場合、このパスは自動選択されます。含まれていない場合、このパスはブランクになります。このパスはAcuSolveのbinフォルダーを指している必要があります(/acusolve/win64/binまたは/acusolve/linux64/bin)。
Solver module いくつかのソルバーモジュールの選択。
prep
ソルバー実行用の入力データを処理して準備します。
view
放射などの問題の形態係数の計算。
solve
ソルバーを実行します。
prep-solve
all
No. of processors この実行に使用されるプロセッサーの数。
Auto run AcuProbe プロッティングユーティリティAcuProbeを自動的に開き、現在の実行(残差など)の実行データを監視します。
Auto run AcuTail AcuTailを自動的に開き、現在の実行のログファイルを表示します。
Output format 最終時間ステップの結果を指定されたフォーマットに変換します。
Output time steps
All
すべての時間ステップが含まれた出力ファイルをユーザー指定のフォーマットで作成します。このオプションは、過渡実行に便利です。
Final
最終時間ステップのみが含まれた出力ファイルをユーザー指定のフォーマットで作成します。定常状態実行の場合、このオプションを使用する必要があります。
Additional solver arguments 追加のsolverオプションを指定できます(スレッド数など)。
Generate solver deck
On
新しい.inpファイルが作成されます。
Off
新しい.inpファイルは作成されず、既存のファイルが検索されます。
エクスポートオプション
Always two layers for interfaces
2つのボリュームの間に2つのインターフェース層を作成します(片方または両方が欠落している場合)。
Create exterior faces
ボリュームの外側シェルサーフェスを作成します(欠落している場合)。
Always add elem type to comp names
コンポーネント名の末尾に要素設定を付加します。

Extract Output from AcuSolve Run

このユーティリティを使用して、AcuSolve実行から特定の出力を抽出します。

抽出された結果は.csvファイルに格納されます。これらの結果からフィールドを作成することができ、これを使用してCFD結果を他の構造メッシュにマップできます。このユーティリティでは、完了したAcuSolve実行が必要です。ソルバー実行の前にマッピングフィールドが設定されている場合、このツールでは.csvファイルフォーマットで出力が生成されます。このユーティリティは、ソルバー実行の後にいつでも使用して結果を抽出できます。


図 1.
表 2.
Variable 目的の出力を選択できます。選択できるのは、Pressure、Velocity、Eddy viscosityです。選択リストは、選択されたソルバーオプション(乱流モデル)に応じて変化します。
Extract results on 選択されたすべてのコンポーネントの結果を抽出できます。
Create field loads このチェックボックスをアクティブにした場合は、フィールドが自動的に作成されます。このフィールドを使用して構造メッシュに結果をマップできます。
Generate 作業ディレクトリ内に何らかの結果データがある場合は、このボタンがクリック可能になります。

ジョブの起動

  1. Solver Job LauncherでLaunchをクリックし、AcuSolve Controlダイアログを開きます。


    図 2.
  2. AcuSolveタブを選択します。
    AcuSolveタブには、実行の停止、実行の再開、結果の出力を行うオプションが含まれています。
  3. Stopをクリックします。
    Restartオプションが表示されます。
    • Stop: 現在の反復計算が終了した時点で、実行を停止します。
    • Restart: 前回の時間ステップからジョブを再開します。
    • Output: 既存の反復計算結果が出力され、後でその結果を表示できます。
  4. Toolsタブを選択します。


    図 3.

    Toolsタブには、AcuProbeAcuTailAcuOutを起動または再起動するオプションが含まれています。