Permasソルバーインターフェース

Permasインターフェースの概要。

HyperWorks Permasインターフェースを使用すると、以下の操作を実行できます。
  • Permas.datファイルを読み取る
  • .gzファイルを読み書きする
  • 線形解析、非線形静解析、および周波数解析を指定する
  • Permasカードをプレビューして編集する
  • ポスト処理を目的としてHyperView.h3dファイルを出力する

HyperWorksでは、Permas.datファイルを直接インポートできます。Permas.uciコマンドファイルは、バージョン2019.1以降でサポートされています。

Permasインターフェースでは、最大40文字の名前をサポートしています。

MPC IDプール

HyperWorksPermasインターフェースでは、ビーム、シェル、ソリッドをはじめとするHyperWorksの他の要素と同じIDを多点拘束(MPC)で使用できます。つまり、選択した要素とMPCとで別々の“IDプール”を使用できます。

その場合にいくつかの制限が適用されます。その説明のために、MPCタイプとそのマップ先となるHyperWorksエンティティを以下に示します。
表 1.
HyperWorksエンティティ MPCタイプ
rigid ASSIGN
RIGID
SAME
JOIN
rbe3 WLSCON
IQUAD
ITRIA
equation GENERAL
group ISURFACE
WLSSURFACE
WLDSURFACE

rigidとrbe3要素はHyperWorks内で同じIDプールを使用する一方で、equationsとgroupsは別々のIDを有します。したがって、MPCにも同様に重複IDが作成される可能性があります。これを解決するために、エクスポートで使用できるソルバーオプションがExportタブExport Optionsダイアログに用意されています。このオプションでは、重複IDが発生すると、MPCの番号が付け替えられます。このオプションは、rigid/rbe3要素の最も大きいIDをチェックし、それに応じて方程式エンティティの番号付け替えを行います。グループは番号付け替え機能に含まれず、接触のIDは番号付け替えによって影響を受けます。

上記のマッピング方法に起因して、Permasでは重複IDが認められていないにもかかわらず、IDが重複したMPC(MPCのJOINとGENERALのequationとgroupなど)がインポートされる可能性があります。

モデルで作業する前に、Permasのユーザープロファイルが読み込まれていることを確認してください。このユーザープロファイルは、Permasを扱うことを目的としてカスタマイズされたHyperWorks環境を提供します。