TeimOrbit 2D路面タイプ:sine_sweep

周波数と振幅がゆっくりと変化する正弦波型の路面特性は、次の2つの方法で計算されます:

線形スイープ

周波数が移動距離に応じて線形に増加します。移動距離sに応じた路面高さ値z(s)は、次の式で計算されます:

Note: 分母の係数2は誤りではありません。

実際の周波数(移動経路に対する正弦関数引数の導関数を2πで除算した値。正弦関数の内部で2πを乗算した係数とは等しくありません)は、次の式で得られます。

対数スイープ

1周期ごとに、定数係数分だけ波長が減少します。路面高さの値は次の式で計算されます。

ここで、

は、スイープ開始位置から、理論上、周波数が無限大に到達するまでの移動経路です。実際の周波数は次の式で得られます:

スイープ正弦波路面は、2次元路面タイプとして実装されます。ROAD_TYPEsine_sweepに設定すると、COSIN/roadによって以下のデータアイテムが検索され、[PARAMETERS]セクションに読み込まれます。
入力変数名 単位 意味
start 長さ スイープ正弦波の始まり(移動距離)。
end 長さ スイープ正弦波の終わり(移動距離)。
amplitude_at_start 長さ 開始時のスイープ正弦波の振幅。
amplitude_at_end 長さ 終了時のスイープ正弦波の振幅。
wave_length_at_start 長さ 開始時のスイープ正弦波の波長。
wave_length_at_end 長さ 終了時のスイープ正弦波の波長。wave_length_at_start以下にする必要があります。
sweep_type 0/1
0
周波数が移動距離に対して線形に変化します。
1
波長が周期ごとに一定の係数で変化します。