TeimOrbit 2D路面タイプ:drum

回転ドラムは、2次元タイプの路面として実装されます。ROAD_TYPEをdrumに設定すると、COSIN/roadによって以下のデータアイテムが検索され、[PARAMETERS]セクションに読み込まれます:
入力変数名 単位 意味
diameter 長さ タイヤテストドラムの直径。COSIN/roadでは、直径 < 0の場合は、外側のドラムと見なされます。
x_coord_drum_center 長さ 全体座標でのドラム中心のx座標。すべてのホイールで使用されます。

注意: ドラムをリムの中心近くに配置し、ドラムの頂点から離れることのないようにホイールの並進速度を十分に小さくしてください。

y_coord_drum_center 長さ 全体座標でのドラム中心のy座標。すべてのホイールで使用されます。
x_coord_drum_center_wheel_i (i = 1,2,3,..,25) 長さ 全体座標でのドラム中心のx座標。ホイール i(i = 1、2、3、..、25)のみで使用されます。
y_coord_drum_center_wheel_i (i = 1,2,3,..,25) 長さ 全体座標でのドラム中心のy座標。ホイール i(i = 1、2、3、..、25)のみで使用されます。
number_cleats - ドラム上の予備クリートの数(number_cleats = 0も指定可能)。
cleat_starting_angle 角度 第1クリートのドラム角座標。すべてのホイールで使用されます。
cleat_starting_angle_wheel_i (i = 1,2,3,..,25) 角度 1番目のクリートのドラム角座標。ホイールで使用します。

i (i = 1,2,3,..,25).

cleat_direction 角度 ドラムのスピン軸に対するクリートの方向。クリートがちょうど横断方向に配向されている場合、方向はゼロとなります。方向角は、ドラム表面を上から見た場合の反時計回りに測定されます。

デフォルト値は0です(横断クリート)。

curved_cleat_surface -
0
クリート表面は平面となります。


Figure 1.
1
クリート表面は、ドラム表面の曲率に合わせた曲面です。


Figure 2.

デフォルト値は0です(平ら)。

flat_cleat_support -
0
クリートは、ドラム表面にあるそのサポートがドラム全体の曲率に従った曲面になるように、ドラム上に取り付けられます。


Figure 3.
1
クリートは、ドラム表面にあるそのサポートがクリートの端から端まで平面となるように、ドラム上に取り付けられます。


Figure 4.

デフォルト値は0(曲面のクリートサポート)です。

このパラメータは、curved_cleat_surface = 0の場合にのみ使用し、またそのような状況にのみ関連します。

mu_factor_cleat - クリートの摩擦修正係数。
stopper_distance 長さ ドラム開口部のフロントストッパーとリードストッパーとの間の距離。デフォルト値はドラム直径の75%です。

ドラム速度は、以下のいずれかの方法で定義します:

方法1:
     
v 長さ / 時間 ベルト表面の一定回転速度。
acceleration_time 時間 動的シミュレーションの最初に、ドラムを停止状態から公称速度まで加速するためにかかる時間。

デフォルト値は0です。

または
data sub-section (TV_DATA) 次のタイプの2つの値を持つ任意の数の行:時間、長さ / 時間 ドラムの時間依存表面速度プロファイルの速度対時間データを定義するデータペア。t値(各行の先頭にある値)は昇順で記述します。

クリートの正確な形状は、以下の3つのいずれかの方法で定義します:

方法1:
     
cleat_height 長さ クリートの高さ。
cleat_length 長さ ドラムの周方向に測定されたクリートの長さ。
cleat_bevel_edge_length 長さ ドラムの周方向に測定されたクリートのベベルエッジの長さ。ベベルエッジには45度の傾斜が付いています。
cleat_edge_rounded  
0
クリートのベベルエッジは平面となります。
1
クリートのベベルエッジは、円の1/4の円弧状曲面です。
または、
data sub-section (XZ_DATA) 長さタイプのデータを2つ記述した任意の数の行 クリート断面のxおよびzのデータを定義するデータペア。エッジの丸みは想定されていません。x値は昇順で記述します。最初と最後のy値はゼロにする必要があります。
または
data sub-section (XZR_DATA) 長さタイプのデータを3つ記述した任意の数の行 クリート断面のxおよびzのデータとこれらのデータポイントでの丸み半径を定義する3つ組のデータ。エッジの曲率半径は0でもかまいません。x値は昇順で記述します。最初と最後のy値はゼロにする必要があります。
オプションで、ストッパー形状の正確な高さをスプラインデータによって指定することもできます:
data sub-section (stopper_geometry) 長さタイプのデータを2つ記述した任意の数の行 ストッパーのx方向とz方向のデータを定義するデータペア。x値には負数ではない値を昇順で記述します。x = 0の位置はストッパーの縦方向の始点を示します。