Leaf Spring Builder

Leaf Spring Builderは、剛体、ビーム、および接触力を使用してリーフスプリングをモデル化するために使用します。リーフの数、リーフ形状、断面、材料プロパティ、接触プロパティ、シャックル長(スプリングにシャックルを使用している場合)、公称車軸荷重などに関する情報を入力して、サスペンションやフルビークルのモデルにインポートできるMDLシステム定義を作成できます。

モデルを構築するためにLeaf Spring Builderでデータを入力して保存すると、そのデータをリーフスプリングプロパティファイル(.lpf)形式としてインポートできます。リーフスプリングモデルのリーフ形状、断面プロパティ、材料プロパティなどのコンポーネントを変更する必要がある場合は、Leaf Spring Builderでリーフプロパティファイル(.lpf)を開き、必要な変更を適用した後、新しいリーフスプリングシステム定義を構築します。

Leaf Spring Builderのユーザーインターフェースは4つの部分で構成されています。このセクションとは、リーフスプリングコンポーネントを参照して選択するためのブラウザ、データを入力および変更するためのエディタ、入力したデータを表示するためのヘルプセクション、およびリーフ形状を表示するための可視化キャンバスです。


Figure 1. Leaf Springダイアログ
ツリーブラウザでデータを選択すると、対応するエディタ、可視化キャンバス、およびヘルプセクションがLeaf Spring Builderに表示されます。プロパティエディタを使用して、選択したデータを変更してから、可視化キャンバスで変更内容を確認できます。
Note: ラベルと変数の入力では、スペースを使用しないでください。

Leaf Spring Builder - ツールバー

Fileメニュー
Fileメニューでは次のオプションを使用できます。
新規
Leaf Spring Builderで新しいセッションを開きます。
Open
既存の.lpfファイルを開きます。
Save
構築したリーフプロパティファイル.lpfを目的の場所に保存します。


Figure 2. Fileメニューのオプション
Tools
Check Modelオプションを選択するとLeaf Builder Messageウィンドウが開き、構築したリーフモデルにエラーがないかがチェックされます。


Figure 3. Toolsメニューのオプション
Examples
事前に組み立て済みのリーフスプリングモデルの例が一覧表示されます。


Figure 4. Examplesメニューのオプション / リスト
リストでモデルのいずれか(Spring_4leaves.lpfなど)をクリックすると、そのリーフモデル全体がLeaf Spring Builderに表示されます。


Figure 5. Leaf Spring Builder | 事前に構築済みのリーフスプリングモデルSpring_4leave.lpf

座標系の規則

  • X軸: リーフスプリングの前後方向の軸を定義します。
  • Y軸: リーフスプリングの横方向の軸を定義します。
  • Z軸: リーフスプリングの垂直方向の軸を定義します。
  • 原点(0,0,0)は、一番上のリーフの中心にあります。
  • XデータとZデータは、リーフスプリングの前後方向スパンと垂直方向スパンをカバーする必要があります。
  • 変更することはできません。

リーフスプリングコンポーネント

以降の各セクションで、各リーフスプリングコンポーネントについて詳しく説明します。


Figure 6. リーフスプリングコンポーネント