フロントマルチリンクの編集

このフロントサスペンションがウィザードで選択されています。ウィザードを完了すると、System/Assemblyパネルを使用して詳しい調整を実施できます。

  1. Project Browserで、Frnt multilink suspをクリックしてSystem/Assemblyパネルを表示します。フロントマルチリンク式サスペンションは、設定可能なアタッチメント、オプション、およびプロパティの標準的な組み合わせを提供します。
  2. Attachmentsタブをクリックします。
    アタッチメントでは、サスペンションが結合する、サスペンションシステム外にあるボディを決定します。フロントマルチリンク式サスペンションには、フロントロアコントロールアーム(LCA)、リアロアコントロールアーム(LCA)、フロントアッパーコントロールアーム(UCA)、およびリアアッパーコントロールアーム(UCA)用のアタッチメントがあります。

    フロントおよびリアのロアコントロールアームは、デフォルトではサブフレームに結合します。モデルにサブフレームが存在しない場合は、Assembly Wizardによって両方のロアコントロールアームが車体に結合されます。車体が存在しない場合(ハーフビークルモデルなど)は、Assembly Wizardによってロアコントロールアーム(LCA)が地面に結合されます。

    フロントおよびリアのアッパーコントロールアーム(UCA)は、デフォルトでは車体に結合します。モデルに車体が存在しない場合は、Assembly Wizardによってアッパーコントロールアームが地面に結合されます。

    1. System/AssemblyパネルのAttachmentsタブでアタッチメントを修正することによって、ロアコントロールアームまたはアッパーコントロールアームのアタッチメントを設定します。
  3. Optionsタブをクリックします。
  4. Compliantで次のように選択します:
    • No:4つのコントロールアームすべてのロアボールジョイントが非コンプライアントジョイントに変わり、純粋なボールジョイントとして動作します。同様に、アッパーおよびロアコントロールアームのフロントブッシュおよびリアブッシュが非コンプライアントジョイントに変わり、純粋なユニバーサルジョイントとして動作します。
    • Yes:
  5. Spindle complianceで次のように選択します。
    • No:
    • Yes:ホイールボディが、ユニバーサルジョイントとブッシュを介してホイールハブに結合されます。このユニバーサルジョイントによって、ホイールのキャンバーとトーがホイールハブに対してたわむことができます。ホイールハブブッシュのKxレートとKyレートにより、採用するスピンドル適合の程度が決まります。
  6. マルチリンク式サスペンションには静的アライメントのデータセットとフォームがあります。このデータセットとフォームでは、全体座標系でナックルとボディを基準としたホイールの方向を決定するトー変数およびキャンバー変数を保持しています。トー変数およびキャンバー変数の値をパラメータ式で使用することで、ホイール中心点に対するスピンドル調整点の位置を制御します。トーおよびキャンバーの値を設定するには、Project BrowserData Sets > Static Wheel AlignmentまたはForms > Static Wheel Alignmentの順にクリックして、パネルでトーとキャンバーの変数値を変更します。
    左右のホイールでトー角とキャンバー角を互いに独立して設定することはできません。トーおよびキャンバーの値は対称とする必要があります。
    トーおよびキャンバーの値を設定すると、ホイール中心点を基準としたスピンドル調整点の位置がパラメータ式によって変化します。これらの式は、スピンドル調整点を選択し、そのX、Y、およびZ位置を調べることで表示できます。