LS-DYNAコネクタータイプ
サポートするLS-DYNAコネクタータイプとプロパティ / ポストスクリプト。
コネクタータイプ
- dyna rigid (crbody)
- ボディ用にRgdBody要素を作成します。
- dyna ConNode (spider)
- ボディ用にConNode rigidlink要素を作成します。これは、コネクター位置に最も近い節点を結合し、結合されているコンポーネントに隣接する要素上の最も近い節点に投影します。
- dyna RgdBody (spider)
- ボディ用にRgdBody rigidlink要素を作成します。これは、コネクター位置に最も近い節点を結合し、結合されているコンポーネントに隣接する要素上の最も近い節点に投影します。
- dyna RgdBody (spider+washer)
- ボディ用にRgdBody rigidlink要素を作成します。これは、コネクター位置に最も近い節点を結合し、結合されているコンポーネントに隣接する要素上の最も近い節点に投影します。
- dyna acm (shell gap + coating)
- このリアライゼーションは、1つのコネクターにつき1つの六面体クラスターを作成し、節点を調整してシェルメッシュをリンクする節点と節点の結合をリアライズします(シェルコーティング)。異なるパターンで作成可能です。パターンは、ヘキサの数によって決まります。外観は、直径とワッシャー層設定に影響されます。
- dyna mat100
- ボディ用にBEAM要素を、ヘッド用にプロット要素を作成します。プロット要素は可視化目的と検索操作のために作成されます。
- dyna mat100 (hexa)
- 周りのシェル要素と結合するプロット要素と共にヘキサ要素を作成します。このリアライゼーションは、ヘキサのオフセットを計算するのに、シェルの板厚を使用しません。ヘキサを投影しシェル要素に接触させます。
- dyna mat196
- ボディ用にBEAM要素を、ヘッド用にプロット要素を作成します。プロット要素は可視化目的と検索操作のために作成されます。このリアライゼーションは、“CFG dyna 100 mat100”リアライゼーションと同じですが、Mat100ではなくMat196を使用する点が異なります。
- dyna hexa (tapered T)
- tケースに使用されることを想定しています。サイズと正確な位置は板厚に依存して決まります。あるいは、正確な寸法と位置パラメータが与えられます。
CFG dyna 105 hexa (tapered T) *filter seam *style continuous 6 *head *body 0 hex8 1 1
- dyna hexa (adhesive - shell gap)
- このリアライゼーションは、HEXA要素をボディに作成します。HEXA要素は、投影し、これらに接続する隣接シェル / ソリッド要素に結合します。注: weld_config.iniコンフィグレーションファイルで指定されているデフォルトのパラメータ、material thickness lookup table、material strength lookup tableを使用し、MATL100材料作成のためのデフォルトの属性を設定します。dyna hexa (adhesive - shell gap) は、以下の名称のコンフィグレーションと全く同じです。
- HC glue mastic sealer
- HC glue spot sealer
- HC glue glass adhesive
- dyna HC cylinder rigid bolt
- リアライゼーションは、ボディにConNode剛結合要素を1つ作成し、その要素を投影し、事前定義されている円筒直径、L1(コネクター位置からのベクトルに沿った円筒高さ)、L2(コネクター位置からのベクトルの逆方向の高さ)内の接続されているシェル / ソリッドの節点に結合します。
- dyna adhesive (shell gap)
- リアライゼーションは、ボディにDISCRETE要素を作成し、その要素を投影し、事前定義されている円筒直径、L1(コネクター位置からのベクトルに沿った円筒高さ)、L2(コネクター位置からのベクトルの逆方向の高さ)内のConNode剛結合要素に接続されているシェル / ソリッド要素の節点に結合します。
- dyna HC cylinder spring bolt
- ヘキサ / ペンタ要素の列を作成します。ヘキサ / ペンタ要素は、結合するコンポーネントのシェル要素に接触するよう投影されます。
CFG dyna 121 adhesive (shell gap) *filter area *style adhesive 2 *head *body 1 hex8 1 1 penta6 1 1
- dyna - adhesive (shell gap)
- このリアライゼーションは、HEXAとPENTA要素をボディに作成します。HEXAとPENTA要素は、投影し、これらに接続する隣接シェル / ソリッド要素に結合します。注: weld_config.iniコンフィグレーションファイルで指定されているデフォルトのパラメータ、material thickness lookup table、material strength lookup tableを使用し、MATL100材料作成のためのデフォルトの属性を設定します。リアライゼーションは、prop_dyna_matnum_seamarea.tcl4ポストスクリプトを使用します。
CFG dyna 121 adhesive (shell gap) *filter area *style adhesive 1 *head *body 1 hex8 1 1 penta6 1 1 *post prop_dyna_matnum_seamarea.tcl
- dyna - mat196 (single row)
- このリアライゼーションは、BEAM要素の列をボディに作成します。注: init_dyna_mat196.iniコンフィグレーションファイルを使用し、作成されるMATL196材料のデフォルト属性を設定します。リアライゼーションは、prop_dyna_matnum_seamarea.tcl4ポストスクリプトとweld_config.iniおよびinit_dyna_mat196.iniコンフィグレーションファイルを使用します。
CFG dyna 122 mat196 (single row) *filter seam *style continuous 4 *head *body 0 bar2 1 0 *post prop_dyna_matnum_seamarea.tcl
Rigid Boltリアライゼーションにおける特殊節点の自動排除
- rigid links
- 剛体
- Rbe3 節点
- 境界条件
- IMPDISP
- IMPVEL
- IBVEL
- IMPACC
- FXBODY
- Type2の接触内部の節点
プロパティおよびポストスクリプト
- prop_rigid_crbody.tcl
mesh-dependent rigid welds > 2Tをrigidlinks共有節点に更新します。これは、LS-DYNA *CONSTRAINED_NODAL_RIGID_BODY定義に必要です。
- prop_acm_coating.tcl以下のタスクを行います:
- HEXA要素をCE_HEXSW_#(#は、1から始まる数字で、1、2、3とインクリメントされていきます)という名前のコンポーネントに保存します。
- prop_dyna_matnum.tcl
spot weld パネルのmat100/mat100 (hexa)/mat196カスタム設定溶接の作成中に使用されます。
このスクリプトは、以下の事を行います:- 結合されているリンク、および使用されたrealizationを基に、リアライズされた溶接要素を適切なコンポーネントに配置します。
溶接がmat100として、comp_1(id1)とcomp_2(id2)の間に作成された場合、コンポーネントコレクターC_^_<id1_id2>_BEAM_100が作成され、これらの2つのコンポーネント間にリンクとして作成された溶接がこのコレクターに保存されます。
溶接が、mat100として、comp_1(id1)、comp_2(id2)、comp_3(id3)の3つのコンポーネント間に作成された場合、C_^_1W_<id1_id2>_BEAM_100とC_^_1W_<id2_id3>_BEAM_100の2つのコンポーネントが作成されます。接尾辞はリアライゼーションのタイプによって決まります:- Mat100
- _BEAM_100
- Mat100 (hexa)
- _SOLID
- Mat196
- _BEAM_196
このコレクターは、グループ(contact)作成中に溶接要素セットとして後で参照されます。
- このスクリプトは、以下のプロパティ/材料コレクターを作成します:
- M_^<id1_id2>_< MAT100 or MAT196> or M_^_1W_<id1_id2_id3>_<MAT100 or MAT196>: これらの材料コレクターは、ユーザーが選択したコンフィグレーションタイプに沿ってMAT100またはMAT196カードで作成されます。カードのこの値は*.iniファイルから読み込まれます。これらの材料コレクターは、作成された適切なコンポーネントで参照されます。
#MATERIAL STRENGTH LOOKUP TABLE # FIRST NUMBER INDICATES NUMBER OF LEVELS # SECOND NUMBER INDICATES MULTIPLIER FOR SIGY OF NUGGET #MIN MAX k n a b #LAST LINE: #MIN MAX k n a b NUMBER *SIGY 4 1.85 0 0.20 4.0000 1.9000 10.5000 -4.000 0.20 0.40 4.2000 1.9500 12.000 -3.000 0.40 0.80 4.5000 1.9500 14.200 -2.000 0.80 0.90 4.7000 1.9900 16.500 -1.0000 9.00
- P_^<id1_id2>_<BEAM or SOLID> or P_^_1W<id1_id2_id3>_<BEAM or SOLID>: これらのプロパティコレクターは*SECTION_BEAMまたは*SECTION_SOLIDカードを割り当てて作成されます。これらのプロパティコレクターは、作成された適切なコンポーネントで参照されます。
# SAMPLE MATERIAL THICKNESS LOOKUP TABLE: # NUMBER INDICATES NUMBER OF LEVELS #LAST LINE: *THICKNESS 5 0 0.1 0.125 0.1 0.5 .25 0.5 1.0 .75 1.0 1.5 1.25 1.5 2.0 17.75 2.0
- M_^<id1_id2>_< MAT100 or MAT196> or M_^_1W_<id1_id2_id3>_<MAT100 or MAT196>: これらの材料コレクターは、ユーザーが選択したコンフィグレーションタイプに沿ってMAT100またはMAT196カードで作成されます。カードのこの値は*.iniファイルから読み込まれます。これらの材料コレクターは、作成された適切なコンポーネントで参照されます。
- このスクリプトは、コンフィグレーションタイプの選択によって必要なグループ(contact)定義も作成します。mat100とmat196用に、グループC_Contact_Spotweld_<group id>、またmat100 (hexa)用に、グループC_Contact_Tied_Shell_Edge_To_Surface_<group id>が作成されます。これらのインターフェースは適切なソルバーカードと共に定義され、以下のメイン(MSID)とセカンダリ(SSID)セットを参照します:
- *CONTACT_SPOTWELD_IDカード用に、FSとFDは0.1に設定されます。
- *CONTACT_TIED_SHELL_EDGE_TO_SURFACE_IDカード用にも、FSとFDは0.1に設定されます。更に、カードイメージにおける値SSTとMSTが0.010に設定されます。これらの値は、板厚より優先され、結合を確立します。
- スクリプトは、C_S_^Part_<set id>_Contact_<group id>とC_S_^Weld_<set id>_Contact_<group id>という名前のセットを作成します。コンフィグレーションタイプmat100とmat196は、同じセットを共有し、 mat100 (hexa)は、異なるセットの組み合わせが必要になります。最初のセットには、溶接で結合されているパートが含まれ、次のセットにはリアライゼーションプロセス中に作成された溶接コンポーネントが含まれます。パートのセットは、適切な結合定義においてメインとして定義され、溶接はセカンダリとなります。
更に、mat100 (hexa)リアライゼーションのために、各ヘキサクラスターのセットが作成され、CE_HEXSW_<set id>という名前が与えられます。
これらのすべてのセットには、*DEFINE_HEX_SPOTWELD_ASSEMBLY_<# hexa>カードが割り当てられます。注: このスクリプトは、コンフィグレーションタイプがmat100/mat100 (hexa)/mat196の場合に呼ばれます。
- 結合されているリンク、および使用されたrealizationを基に、リアライズされた溶接要素を適切なコンポーネントに配置します。
- prop_dyna_matnum_seamarea.tclこのスクリプトは、以下の事を行います:
- 独立 / 従属リンクのメインセットと節点のセカンダリセットを参照するNodesToSurface(Tied interfaces)をADHESIVE_SEAM_CONTACT_PID _#という名前で作成します(#はリンクコンポーネントのID)。
- リンクコンポーネントを上記の接触グループに参照されるADHESIVE_SEAM_MAIN_PART_SET_PID_#という名前のセットに保存します(#はリンクコンポーネントのID)。
- リンク上のソリッドの節点を上記の接触グループに参照されるADHESIVE_SEAM_SECONDARY_NODE_SET_PID _#という名前のセットに保存します(#はリンクエンティティのID)。
- ADHESIVE_SEAM_MAT100_COMP_PID_#_#という名前のコンポーネントをコネクターSOLID要素のために作成します(#はリンクコンポーネントのID)。
- ADHESIVE_SEAM_MAT100_PROP_PID _#_#という名前のプロパティとSectSldカードイメージを作成し、これらを対応するSOLIDコンポーネントに割り当てます(#はリンクコンポーネントのID)。
- ADHESIVE_SEAM_MAT100_PROP_PID _#_#という名前の材料とMATL100カードイメージを作成し、これらを対応するSOLIDコンポーネントに割り当てます(#はリンクコンポーネントのID)。
注: weld_config.iniコンフィグレーションファイルで指定されているデフォルトのパラメータ、material thickness lookup table、material strength lookup tableを使用し、MATL100材料作成のためのデフォルトの属性を設定します。 - prop_dyna_rigidbolts.tclこのスクリプトは、以下の事を行います:
- ConNode剛結合要素をRealize#001(#は、2から始まる数字で、2、4、6とインクリメントされていきます)という名前のコンポーネントに保存します。
- ビューをdyna_rigid_boltsという名前で作成します。