コネクターユーザーコントロールモード

個々のコネクターは、*CE_SetSpecificDetailById、あるいは*CE_SetSpecificDetailコマンドを使用したユーザーコントロールモードに置くことができます。

このユーザーコントロールモードは自動化されたTclスクリプトに有用です。ユーザーコントロールモードに入ったら、与えられたコネクターに対し以下の処理が可能です:
  • 既存の有限要素は*CE_FE_Registerを使用したコネクターのリアライゼーションとして登録されます。
  • コネクターは、自動的にリアライズが取り消される(特に、コネクターからのリンクの追加や削除、有限要素リアライゼーションエンティティの削除が行われた際に起こる)ことなく修正されます。
  • コネクターの状態は、*CE_SetSpecificDetailByIdまたは*CE_SetSpecificDetailコマンドを使用して手動で、リアライズからリアライズエラー、またはリアライズエラーからリアライズへと変更することができます。この方法を使用して、コネクターの状態をリアライズされていない状態へ、あるいはリアライズされていない状態から変更することはできません。
コネクターが、ユーザーコントロールモードに置かれたら、アンリアライズコマンド(*CE_Unrealize)が呼ばれるまで、またはすでにリアライズされているコネクターが再度リアライズされる、あるいはユーザーコントロールモードが*CE_SetSpecificDetailByIdまたは*CE_SetSpecificDetailコマンドで手動でオフにされるまでユーザーコントロールモードは有効になります。与えられたコネクターがユーザーコントロールモードにあれば、一般的なコネクターと同じようには動作しません。具体的には、ユーザーコントロールのコネクターにはいくつかのシナリオがあり、一般的なコネクターが自動的にアンリアライズされる原因となるデータベースの変更に応じてコネクターが変更されることはありません。
注: 有限要素がユーザーコントロールコネクターとして保存されている場合、コネクターリンクとその他の詳細は与えられたコネクターと共に設定することを強く推奨します(これにより、ユーザーが個々にコネクターの再リアライズを行う場合にリアライズは正しく行われます。)少なくとも、コネクターは結合されているリンク先を認識している必要があります。