TeimOrbitファイルについて

TeimOrbitファイルは、いくつかのシンプルな規則によりデータをブロック、サブブロック、テーブルおよびパラメータにまとめるASCIIファイルです。

TeimOrbitファイルは簡単に読むことができ、任意のテキストエディターで編集することが可能です。また、TeimOrbitは、下に例に示すように、コメントを入れることができます:


Figure 1.
ブロック

ブロックは、大括弧[ ]で示されます。上の例には、[TEST_CONDITIONS]と[PERSONNEL]の2つのブロックが含まれています。サブブロックは、小括弧( )で示されます。上の例では、[TEST_CONDITIONS]ブロックに(TIME)と(WIND)の2つのサブブロックが含まれています。1つのブロックは、別のブロックが始まる箇所、もしくはファイルの末尾で終了します。上の例では、[TEST_CONDITIONS]ブロックは次のブロック[PERSONNEL]で終了しています。一方、[PERSONNEL]ブロックはファイルの末尾で終了しています。

ブロックには、パラメータ、サブブロックおよびテーブルが含まれることがあります。

パラメータ
パラメータは、その名称に等号“=”と値が続きます(例: “TEMPERATURE = 10.5”)。値は数値、または引用符(' ' または " " のいずれも使用可)に囲まれた文字列です。
サブブロック
サブブロックは、小括弧( )で示されます。上の例には、(WIND)と(TIME)の2つのサブブロックが含まれています。1つのサブブロックは、別のサブブロックまたはブロックが始まる箇所、もしくはファイルの末尾で終了します。
テーブル
テーブルは、中括弧{ }で示されます。上の例では、ブロック[PERSONNEL]に1つのテーブルが含まれています。中括弧内には、任意のASCII文字を含む、もしくは何も含まないことが可能ですが、便宜上、それらはデータ列を特定します。1つのテーブルは、別のテーブル、サブブロックまたはブロックが始まる箇所、コメントまたは空白行箇所、もしくはファイルの末尾で終了します。

テーブルは1つまたは複数のデータ行を含むことができ、各行には1つまたは複数の値の列が含まれます。値は数値、または引用符に囲まれた文字列です。

コメント
コメントは、ドルマーク($)または感嘆符(!)で始まります。コメントはリーダーにより無視され、任意のASCII文字を含むことが可能です。
名前
ブロック、サブブロック、パラメータおよびテーブルの列は、区切り文字として用意されているもの以外の任意のASCII文字で構成されます。具体的には、[, ]、{, }、(, )、$、!、または=を含んでいてはいけません。