CDTireモデリング

Altair HyperWorksは、Fraunhofer ITWMが開発した乗り心地および耐久性評価用タイヤモデルであるCDTireを統合しています。この要素名のとおり、CDTireは乗り心地と耐久性への応用に重点を置いていますが、操安解析を扱うこともできます。

CDTireは、次の3つの基本的なタイヤモデルを提案しています:
CDTire/3D
自由度が900の弾性ベルトのモデル、自由度が1200のサイドウォールのモデル、およびブラシ接触モデルを特徴とするタイヤモデル。
CDTire/Realtime
局所粘弾性のサイドウォールモデルを持つ自由度が150の弾性ベルトモデルおよびブラシ接触モデルを特徴とするハードリアルタイム対応モデル。
CDTire/MF++
CDTire/Thermalと連成したMF 5.2/Pacejka 2002実験モデルを基本とするハードリアルタイム対応モデル。
詳細については、CD-Tireユーザーマニュアルをご参照ください。
Note: CDTireを使用するにはライセンスを購入する必要があります。詳細については、Altairの営業担当者までお問い合わせください。

MotionViewモデルでCDTireを使用するには、MBD-Vehicle Dynamics ToolsのAutoTireエンティティをモデルに追加します。詳細については、MotionViewでの自動車用エンティティへのアクセスAutoTire - 自動車用エンティティをご参照ください。AutoTireを追加したうえで、CDTireのプロパティファイルを選択します。Altair HyperWorksのインストール環境では、以下の場所にサンプルのプロパティファイルがあります。

…\hwdesktop\hw\mdl\autoentities\properties\Tires\CDTIRE