開ループコントローラー

開ループコントローラーは、フィードバック(例えば、ステアリングホイール角 vs.時間)なしで車両入力を直接定義します。

開ループコントローラーは、すべての車両入力に使用できます。ただし、フィードバック信号がない場合、希望する車両の応答(例えば、追従経路またはスピードなど)をDriverが達成するためのメカニズムは存在しません。車両のプロパティは、開ループ入力への応答を決定します。

使用例

  • 実験データ / 車両入力としてのステアリングホイール角やスロットルといった実地試験から収集されたデータを使用
  • 式主導の出力 - ‘SIN(TIME)’ , ’10.85’.
  • ヨーレートのゲインなど、車両プロパティを特定
  • ユーザー定義コントローラーから計算された信号をAltair Driver経由で車両入力へ渡す

サポートされているDriver出力信号 - All

  • ステアリング
  • スロットル
  • ブレーキ
  • ギア
  • クラッチ

開ループのキーワードタイプ

  • MotionView
    MotionViewで定義されているDriverのユーザー信号のソルバー変数リンク
    Driver信号をユーザー作成のロジックにリンク
  • CURVE
    カーブデータからのDriver信号を入力
  • EXPRESSION
    式主導のDriver信号
    式のシンタックスは、MotionSolveと一致している必要あり
    例 – ‘SIN(TIME)’ or ‘STEP(TIME, 1,0,1,2)’
  • CONSTANT
    一定のDriver信号
    FREE
    ステア出力信号にのみ適用可能

    運転中にステアリングを放して自由な状態に移行

Altair Driverファイル内の開ループコントローラーブロックの例
[OPEN_LOOP_CONSTANT]
TAG   = 'OPENLOOP'
TYPE  = 'CONSTANT'
VALUE = 0.5

これは、一定の信号値0.5を作成します。