Driverの概要

Altair Driverは、MotionViewのユーザーが車両イベントの制御やスクリプト記述ができるようにする、MotionViewのモデルとライブラリのセットです。

イベントの例として、以下が含まれます:
  • 定常円旋回
  • シングルレーンチェンジ
  • ダブルレーンチェンジ
  • ユーザー定義の経路の追従
  • フィッシュフックイベントなど
これは、下記の5つの車両入力へのインターフェースを作成することにより実施されます:
  • ステアリング
  • スロットル
  • ギア
  • ブレーキ
  • クラッチ
Altair Driverを使用することにより、下記の機能を用いたフルビークルのあらゆるイベントをシミュレートすることが可能です。
  • スクリプト記述 - シミュレーションを複数の運転操作に分割し、車両入力に対するコントローラーを選択して、各運転操作を終了する条件を定義します。
  • 制御するための、開ループ、閉ループ、およびユーザー定義のコントローラー
    • 縦(前後)方向の速度または加速度
    • 車両経路または左右加速度
  • シミュレーション中のコントローラーの切り替え
  • 経路とスピードのプロファイルを、テーブル内またはデータファイルを参照することにより、パラメトリックに定義

構造的には、Altair Driverは、シグナルマネジャー、コントローラーライブラリ、およびコントローラーマネジャーの集合体です。

コントローラー 与えられた入力について出力を計算するDriverの論理ユニット
コントローラーライブラリ 利用可能なコントローラーのライブラリ
コントローラーマネジャー Script、Altair Driverファイル(ADF)を介して解析します。このマネジャーは、以下のことを行います:
  • Altair Driverファイルを読み込み
  • 操縦操作に必要なコントローラーを検索 / 作成
  • コントローラーが必要とする情報を提供
  • 操縦操作の最後にコントローラーを削除
  • 次の操縦操作用に初期条件を渡す
シグナルマネジャー
  • 車両および外部からコントローラーへの入力を管理
  • コントローラーからの出力信号を整え(スムーズ化と飽和)、車両に渡す
終了条件センサー 終了条件を監視し、終了条件が真である場合に操縦操作を切り替えます。


Figure 1.