ドライブラインシステム

ディスクブレーキ

ディスクブレーキシステムは、ディスクブレーキを搭載した大型車両の制動効果をシミュレートするように設計されています。ディスクブレーキシステムは、フロントブレーキディスクシステムとリアブレーキディスクシステムに分割されます。フロントまたはリアのブレーキディスクシステムは、ホイールの回転を抑制するトルクを車軸のジョイントに適用します。ブレーキトルクは、ドライバーのブレーキ要求とユーザー定義のパラメータを使用して計算します。このユーザー定義のパラメータとして、ディスクブレーキの半径、摩擦係数、マスターシリンダーの内径、ペダル比などがあります。

1アクスルドライブライン

1アクスルドライブラインシステムでは、リアのフロント側アクスルに取り付けられたディファレンシャルが、トランスミッションと平行に置かれたトランスアクスルに配置されています。動力が供給されると、それがディファレンシャルによってフロント側のホイールに配分されます。


Figure 1.

2アクスルドライブライン

1アクスルドライブラインとの違いは、2アクスルドライブラインには、車両前方のトランスミッションから車両後方のディファレンシャルに至るドライブシャフトシステムがあることです。ドライブシャフトはヨークを介して結合されているので、サスペンションが垂直方向と縦(長手)方向に動くことができます。2アクスルドライブラインに組み込まれた主なボディパートを以下の図に示します。


Figure 2.

リアドライブシャフト1ピース

車両前方のトランスミッションから、車両後方のディファレンシャルまで、ヨーク-ピニオン端を介して1ピースのドライブシャフトが置かれています。ドライブシャフトは、車両前方側でヨークを介して結合されているので、サスペンションが垂直方向と縦(長手)方向に動くことができます。


Figure 3.

リアドライブシャフト2ピース

車両前方のトランスミッションから、車両後方のディファレンシャルまで、ヨーク-ピニオン端を介して2ピースのドライブシャフトが置かれています。ドライブシャフトは、車両前方側でヨークを介して結合されているので、サスペンションが垂直方向と縦(長手)方向に動くことができます。


Figure 4.

リアドライブシャフト3ピース

車両前方のトランスミッションから、車両後方のディファレンシャルまで、ヨーク-ピニオン端を介して3ピースのドライブシャフトが置かれています。ドライブシャフトは、車両前方側でヨークを介して結合されているので、サスペンションが垂直方向と縦(長手)方向に動くことができます。


Figure 5.