パネル金属の特殊化

パネル金属の構造プロパティ

パネルの共通データ名に加えて、Panel_metallic設定には、板厚と材料という他の2つのデータ名があります。

これらの属性は、パネル内で全体的に一定である必要があります。プロパティは、これらの属性を使用しているパネル内の要素間でばらつくことはありません。Auto DDP時にAbsorb FEオプションを使用し、パネルの中心要素が参照として使用されます。
  • 板厚は、中心要素の板厚からコピーされます。
  • 材料は、中心要素の材料エンティティを指します。

パネル金属の破壊

Panel_metallic設定は、Panel_FailureModeというDLLメソッドに付属しています。これにより、金属パネルの考えられる4つの破壊モードが計算されます。このメソッドを使用するには、結果ファイル内にシェル要素力が含まれている必要があります。このメソッドでは、一定板厚の有効なパネルが想定され、その構造プロパティから板厚情報が取得されます。パネルの板厚を使用して、要素の応力XX、YY、XYが再計算されます。同様に、構造プロパティの材料を使用して、引張 / 圧縮およびせん断の許容値が抽出されます。メソッドは、3つの方向について、安全マージン = 許容値 / 応力 - 1として安全マージンを評価します。方向1と2(XXとYY)では、応力状態に応じて、引張または圧縮の許容値が使用されます。せん断(XY)では、絶対応力値が安全マージンの式で考慮されます。

Panel_FailureMode_ShearBuckling

4つ目の破壊モードは、湾曲パネルのせん断座屈破壊として計算されます。後者では、設計ポイント内のすべての要素で感知される最大せん断力が考慮されます。せん断座屈は、Fscrit = π MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaeqiWdahaaa@37B3@ 2KcE/(12*(1- v MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVu0Je9sqqrpepC0xbbL8F4rqqrFfpeea0xe9Lq=Jc9 vqaqpepm0xbba9pwe9Q8fs0=yqaqpepae9pg0FirpepeKkFr0xfr=x fr=xb9adbaqaaeGaciGaaiaabeqaamaabaabaaGcbaGaamODaaaa@36F1@ 2)*(t/b)2による応力の比率です(ここでKc=Rs+0.2*W2/(R*T))。

Rsは、構造プロパティのメタデータRadius_shear_constantとして得られ、デフォルト値は5.35です。