リベットの評価



図 1. ラップジョイント形状


図 2. 力と流束を抽出するためのFE理想化モデル

Mesh IndependentオプションとMesh Dependentオプションは、吸収API前の選択における事前フィルターとして機能します。後者のオプションでは、残りの選択で、貫通されたシェルと1D要素(ボディ用)の順序付きコレクションとしてリベットが検出されます。長く連なった複数の層(3つ以上のシェル)が存在する可能性があり、その結果として二重せん断プレートが生じます。ボディが認識されるためには、単一の(長さがゼロでない)1D要素で構成される必要があります。

構造プロパティ

設定リベットの構造プロパティは、リベットの直径を格納するための単一のデータ名を持ちます。Auto DDPでは、Aborb FEオプションはCFAST定式化に対してのみ有効です。このツールは、設計ポイントで使用されているCFAST要素に割り当てられたPFASTプロパティまで“ドリルダウン”します。PFASTの直径が取得され、すべての直径が同じになった時点で、同じ直径値を使用して構造プロパティエンティティが作成され、その設計ポイントに自動的に割り当てられます。

JointLoadメソッド

リベット設定は、JointLoadという内部メソッドを備えています。このメソッドは、リベットの各層(貫通された要素)上のリベットの力 / 流束およびモーメントを抽出し、抽出したすべてのデータをテーブルに入力します。このメソッドは安全マージンを計算しないため、これをコンター表示することはできません。

それぞれの貫通されたシェル上で、そのシェルの材料座標系が抽出され、流束とモーメントを計算するための抽出領域が作成されます。この抽出領域のサイズは、リベットの直径と材料のスケール係数によって決まります。

Integrationは、ボックスの各エッジに沿って使用されます。デフォルトはエッジごとに3つです。ポイント位置で、2D要素力が補間されます。補間された力は、合計/バイパス流速を計算するために、辺単位で平均化されます。

Tension_shell_material_system
  • 0: リベットの最大引張は、加工していない1D軸力(デフォルト)から抽出されます。
  • 1: リベットの最大張力は、シェルの材料座標系のZ成分から抽出されます。
DSL_calculations
  • 1: DLS比を計算します。
  • 0: DLSの比率を評価しません。


図 3. . ボックスの長さ=0.4*Size_scale*(D_scale*直径)


図 4. プレートあたりの抽出領域の確認