OptiStruct Interface
新機能
- インクルードファイルのドライブマッピング
- HyperWorksでは、インクルードを指定したソルバーデックをインポートする際に、ソルバーデックに記述されたインクルードパスと場所が一致しないインクルードファイルをフォルダーパス間のマッピングでインポートできるようになりました。このような不一致は、オペレーティングシステムが異なることに起因してパスが異なるために発生します。プリファレンス > Drive Mappingの順に選択するか、ソルバーデックのインポートオプションで、インクルードファイルの場所をソースパスとして定義し、ソルバーデックに記述されたパスをターゲットパスとして定義することにより、インクルードファイルを問題なくインポートできます。テキストエディターでインクルードパスを編集する必要はありません。
- 自動接触の機能強化
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- グラフィックスからコンポーネントを選択し、指定のトレランスの範囲で接触を自動検出する操作が容易になりました。
- 接触横断で検出した接触を受け入れまたは却下できます。
- 高度な選択機能を使用して接触を確認し、修正できます。
- 自動接触で作成された接触ペアに対して接触ブラウザで高度なクエリを実行できるようになりました。
- 文字列ベースの入力
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- 文字列ベースのラベルにより、入力ファイルにあるエントリを容易に特定できます。
- ラベルを使用して、エントリに対応するIDフィールドからエントリを特定できます。
- エクスポートブラウザの新しいソルバーオプション“Export as named entity”で、フリーフォーマットのエクスポートが可能です。
- 特性と材料のエンティティおよびそれに対応する参照で、ラベルをエクスポートできます。
- ソルバーブラウザの機能強化
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- ソルバーブラウザからソルバーカードを作成できます。
- ソルバーエンティティが連続メニューで一覧表示されるようになりました。
- パネルの依存性が少なくなり、作成が容易になっています。
- モデル確認の機能強化
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- 重複節点を持つAXIAL JOINTG要素があるかどうかを確認できます。
- 該当のJOINTG要素タイプでCID2が欠落しているかどうかを確認できます。
- 長さがゼロではないJOINTG要素の一覧情報。
- JOINTG要素の機能強化
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- 新しいコンビネーションジョイントタイプ:RPINROTAおよびCARTORIEを追加
- JOINTGのプロパティPJOINTGでのDAMPING入力。
- フリーJOINTG要素を特定できるように要素チェック、フリー1Dを機能強化しました。
- 熱解析の機能強化
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- ワンステップ過渡熱応力解析で非線形静的サブケースに対応できるようにしました。
- 新しいバルクカードTEMPT。
- ASSIGNカードの更新。
機能強化
- 更新されたキーワード
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- 線形静的解析のCONTF出力要求を追加しました。
- DRESP1カードでGAP要素の軸方向変位を応答として使用できるようにしました。
- 要素セットを割り当てるようにPLOADSFを更新しました。
- DOPTPRMカードにOPTIMOMPオプションを設定できるように更新しました。
- 式ベースセットのプロパティとしてサブタイプでSETエンティティを更新しました。
- CFAILURE、CSTRESS、CSTRAINの各カードで出力位置オプションのCORNER入力を可能にしました。
- 加振荷重としてTemp/TempD荷重を参照するようにTLOAD1/TLOAD2を機能強化しました。
- PBUSHTのKNLINEでTABELGを入力として受け入れるようになりました。
- フリーフォーマットエクスポートで最大80文字を定義するようにSECTIONカード名フィールドを更新しました。
- FRICSELフィールドの入力として‘LONG’を入力するようにPCONTカードを更新しました。
- 全般的な機能強化
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- エクスポートブラウザのソルバーオプションで、DMIGカードをlongフォーマットでエクスポートして精度が保持されるようにしました。
- 欠落したソルバーカードに関してツールチップの説明を更新しました。
- “インクルードステートメントを基準としたインクルードファイルのパス”をエクスポートするように、エクスポートブラウザのソルバーオプションを機能強化しました。
解決された問題点
- ソルバー入力ファイルのインポートのパフォーマンスを改善しました。
- プライ形状をスムージングするOSSMOOTHに一貫性がない問題を解決しました。
- インポート時のASSIGNカードの処理が誤っている問題を解決しました。
- 末尾にコンマがあるOUTPUTカードをエクスポートするとソルバーが強制終了する問題を解決しました。
- DRESP1カードのRSSTRESS応答タイプでSETを参照できない問題を解決しました。
- ASSIGNカードが切り捨てられる問題を解決しました。
- PRETENS荷重で一貫性のないグラフィックスが表示される問題を解決しました。
- エンティティエディターでサブケース情報をレビューする際のパフォーマンスを改善しました。
- STRESS I/Oカードのエクスポートに伴う問題を解決しました。
- CQUAD4要素がないとPLOADカードがサポートされない問題を解決しました。