複合材
機能強化
- Compositeブラウザ
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- プライのドラッグアンドドロップのロジック - プライを上方向にドラッグするとターゲットプライの上に配置でき、下方向にドラッグするとターゲットプライの下に配置できるようになりました。
- 材料参照とプライの一方向表示 – orientation reviewが、ブラウザ上部のアイコンから、プライと積層のコンテキストメニューにある“Review Orientations”に移動しました。その動作は既存のレビュー機能とまったく同じです。
- 領域計算のパフォーマンスの向上 - 積層内部でのプライの並べ替えや積層からのプライの削除などの特定の操作でパフォーマンスが向上しました。
- ソルバーゾーンのプロパティ吸収と積層のリアライゼーション
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- OptiStruct、Nastran、Abaqusの各プロファイルで、リアリゼーションと吸収の両方でソルバー属性が考慮されるようになりました。
- プライベースのエンティティを削除するオプションがLaminate Realizeに追加されました。このオプションは、リアリゼーションの後でモデルまたはプロパティの変更を継続する必要がある場合に使用します。ソルバーにモデルをエクスポートするだけであれば、オフにしたままでかまいません。
- 複合材応力のツールボックス
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- 工学定数解析では、該当のポアソン比が不明な場合でも、G23、G13が定義された材料が存在するプライ、積層、領域の横せん断特性を計算します。サポートされる材料タイプ:OptiStruct MAT8、およびAbaqus ABAQUS_MATERIAL - 弾性:タイプ - LAMINA。
既知の問題点
- 大規模モデルでは、積層での各種演算のパフォーマンスが低下します。
- 回避策として、形状がないプライを積層内部に一時的に配置するとパフォーマンスが大幅に向上します。
解決された問題点
- エンティティを削除した後、Compositeブラウザのコンテキストメニューが空白のままになる問題が解決されました。
- プライ方向を更新した後でプライ方向が再描画される問題が解決されました。
- Compositeブラウザで発生する一般的な元に戻す/やり直す操作のクリーンアップに伴う問題が解決されました。
- スプレッドシートのインポート時に、プライに形状が割り当てられない問題が解決されました。
- 応力ベースの許容量の代わりに、ひずみベースの許容量のMAT8 STRNオプションが、CertificationブラウザのFirst_Ply_Failureメソッドによって正しく考慮されるようになりました。
- ポアソン比13と3D剛性およびコンプライアンスマトリックスが、ny_13 = E_1/E_3*ny_31の計算によって、OptiStruct MAT9OR材料カードでポアソン比31に基づいて計算されるようになりました
- Ctrlキーを押しながらCキー、Vキーの順に押す操作による結果のエクスポートで、横せん断係数やポアソン比などの選択した値のみがエクスポートされるようになりました。