モーフィング

新機能

Morphリボン
メッシュモーフィングツールがMeshリボンページから新しいMorphリボンページに移動しました。
近接モーフィング


新しいProximity Morphツールでは、選択した節点、面、またはエッジの周囲の単純な距離または摂動の値を使用してメッシュを直接モーフィングできます。グラフィカルマニピュレーターを使用してメッシュを移動できるほか、必要に応じ、目的のエンティティにマッピングすることでメッシュを移動することもできます。このツールの使用方法はFree Morphツールに似ていますが、アンカーやモーフ領域を定義する必要がないので、適用可能なユースケースであれば簡潔で迅速な方法となります。この方法は、運動している節点周囲のわずかな要素層のみをモーフィングすれば済むので、3Dメッシュのサーフェスのモーフィングでも効果的です。


図 1.
ボリュームモーフィング
新しいインタラクティブなモーフボリュームツールにより、さまざまな方法でモーフボリュームを作成、編集、モーフィングできます。モーフボリュームはメッシュの周囲に作成したきわめて変形しやすいプリズムです。モーフボリュームの形状を操作することで、その内部に囲い込まれたメッシュを操作できます。モーフボリュームはきわめて順応性に富んだボリュームです。頂点の位置とエッジの長さは他のボリュームと無関係に変更でき、隣接するモーフボリュームに接点条件を通してリンクできます。この順応性を利用して、モーフボリュームで特定のメッシュを囲い込み、モデルに適合するようにモーフボリュームを調整したうえで、そのモーフボリュームを編集してモデルの形状を変更できます。


  • 囲い込み:Encloseツールを使用して、矩形または円形のモーフボリュームを作成します。囲い込まれたメッシュとコネクターは、それを囲い込んでいるボリュームにデフォルトで自動的に登録されます。

  • 移動:Moveツールを使用して、グラフィカルマニピュレーターで頂点またはハンドル、エッジ、面を移動することで、モーフボリュームのモーフィングや調整を実行します。

  • 分割/結合:Split/Combineツールを使用すると、エッジに沿った1つまたは複数の位置を使用したモーフボリュームの分割、共有されている面に隣接するモーフボリュームの結合、独立した2つのモーフボリュームの接合、検索距離を使用した任意の数のモーフボリューム面の等化などができます。



  • 登録:Registerツールを使用して、モーフボリュームの内容をレビューおよび編集できます。モーフボリュームをモーフィングするときは、登録済みの内容のみがモーフィングされます。モーフボリュームに登録できるエンティティは、節点とコネクターです。

機能強化

距離ベースの方法がFreeからProximity morphingに移動しました。
次の距離ベースのオプションが、新しいProximity morphingツールの一部として改良された形で使用できるようになったため、Free Morphツールのオプションメニューから削除されました。
  • Automatic Anchors、Calculate Byメニュー、Value欄
  • モーフ法:エンベロープ内部でのモーフ
必要に応じた自動展開
morph options > domain solvers > large domain morphingにある新しいメニューで、特定の大規模なモーフィングの後で実行される自動的なメッシュ展開を制御できます。新しいデフォルトの設定では、展開するかどうかをユーザーに確認する動作になっていますが、必ず自動展開する設定または展開しない設定にすることもできます。展開プロセスには長時間を要するので、モーフ後に必ずしも実行する必要がないことも考えられます。特に、メッシュ形状に対してモーフを繰り返し処理する場合や、モーフィング後にメッシュの再構築を予定している場合が該当します。