全般
新機能
- ビューキューブ
- HyperWorksの全体軸の近くにある新しいビューキューブを使用すると、標準ビューのほか、標準ビュー、アイソメトリックビュー、エッジビューの多くのバリエーションや方向に直接アクセスできます。ビューキューブは、 で構成します。
- Mirror
- HyperWorksのMirrorワークフローが新たに追加され、対称面を中心としてエンティティが鏡映されるようになりました。
- Scale
- HyperWorksのScaleワークフローが新たに追加され、原点またはユーザー定義の節点を基準にエンティティがスケーリングされます。
- 新しいパス単位選択オプション
- HyperWorksで節点、ライン、または要素をパス単位で選択するときに、次の新しいオプションを使用できます。これらのオプションには、Spacebar、 メニュー、または
ボタンを使用してアクセスできます。
- ステータスバーの現在のコレクターウィジェット
- ステータスバー領域の新しいボタンには、HyperWorksセッションでの現在のコレクションの名前とIDが表示されます。図 2.
機能強化
- スクリプトツールバー
- TCLスクリプトとコマンドファイルを実行するスクリプトツールバーがHyperMesh Desktopに復元されました。このツールバーは2020.1リリースで削除された機能です。
- Undo/Redo
- Undo/Redoが拡張され、多くのTCL変更コマンドで使用できるようになりました。
- マーカーのサポート
- エンティティエディターでマーカーがサポートされています。
- 重複したタブ名
- 重複したタブ名が使用できるようになりました。
- 断面
- HyperWorksのSection Cutツールの内側と外側で断面を編集できるようになりました。フレームをドラッグして並行移動できます。また、フレームの内部エッジをドラッグするとフレームが回転します。
- レジェンド
- 要素品質と板厚のレジェンドが以下のように機能強化されました。
- セレクターラベルのフォーマット改善
- 単一の名前付き選択でも、他の選択との一貫性があるフォーマット“名前/ラベル [id]”が使用されるようになりました。また、この名前が最大表示長を超える場合は、名前とIDを別々に省略できます。図 5.
- セレクターパネルの置き換え
- ダイアログとカスタムスクリプトでは、選択パネルに代わってエンティティセレクターが使用されるようになりました。これは、すべての次世代ツールおよびEntity Editorで使用されているものと同じセレクターです。このセレクターは、呼び出すとカーソルの近くに表示され、サポートされているすべての高度な選択方法、右クリックメニューオプション、簡易選択方法(Altキー)を表示します。
- 簡素化された右クリックのSelectメニュー
- HyperWorksでサブメニューが削除されたため、使用可能なすべての選択方法とアクションを メニューから直接使用できるようになりました。図 7.
- Entity Editorから高度な選択を行うためのApply、OK、Cancelボタン
- Entity Editorの高度な選択ダイアログで使用するボタンの動作が更新されました。このダイアログにアクセスするには、アクティブになっている任意のセレクターで、Spacebarを押すか、 メニューを選択するか、
ボタンを使用します。
- 言語のローカライズ
- HyperWorks 2021には新しい中国語プロファイルが追加されており、プリファレンスメニューで切り替えることができます。現時点で、ほとんどのリボンツールは翻訳済みです。翻訳が未完了な部分では英語が使用されています。ワークフローは次のリリースサイクルで翻訳される予定です。
解決された問題点
- バッチモードでHyperMeshファイルをマージするとクラッシュする問題が解決されました。
- バイナリSTLの読み込みが改善されました。
- 大量の座標値のエクスポートに伴う問題が解決されました。