メッシング

一般的なメッシング

新機能

Midmesh inspectツール
中立メッシュのワークフローにMidmesh inspectツールが追加されました。このツールは形状の中間から逸脱した節点を特定して修正します。このような節点として、中間から逸脱した節点、ソリッドのエッジから逸脱した節点、ソリッドから逸脱した節点、ソリッドのエッジから逸脱したエッジ、中間から逸脱した要素の中心などがあります。この修正では、節点の移動または要素の分割によってメッシュが中間に配置されるようにします。
新しいAPI
パラメータと基準ファイルのデータを個別に、またはまとめてクエリ、更新、書き込みするための新しいAPIが追加されました。

機能強化

BatchMesher

フィーチャーのキャプチャーの改善
180の折りを持つ形状サーフェスに対するメッシュの流れが改善されました。
メッシュの流れの継続的な改善
フリーエッジ、ビード、穴、ワッシャー近傍の三角形要素の削減や位置調整によって、メッシュの流れが継続的に改善されています。
メッシュの流れのうねり
フィレットのメッシュの流れにあるうねりによる問題が修正されました。
直接的な中立メッシュ
BatchMesherによるDirect MidMeshで、パラメータファイルで指定した要素編成が考慮されるようになりました。
要素の編集のコンテキスト
分割のサブコンテキスト
分割のサブコンテキスト:継続的でグラフィカルな分割線のサポートと、明示的な要素選択が追加されました。これにより、高度な選択機能を使用すると、パスを指定して要素を選択し、分割操作を実行できるようになりました。
孤立したメッシュ節点の移動と最適化
フィーチャーのエッジ方向およびエッジを横断する方向で、孤立したメッシュ節点を移動および最適化できるようになっています(PLOTEL/1D)。
スムーズ機能の改善
スムーズ機能が改善され、Edit Elementsの機能に関するその他のバグが修正されました。
コンテキストの複製
新しいマッピング方法Extend/Trim
新しいマッピング方法としてExtend/Trimが追加されました。ベースと完全に一致しない場合、フィーチャーをトリムするかベース上に拡張できます。
トポロジーベースの1D選択
Altキーを押しながら右マウスボタンをクリックしてエッジをステッチまたは拡張する操作で、トポロジーベースの1Dを選択できるようになりました。
移動ツールの処理の改善
移動ツールの処理とユーザーエクスペリエンスが改善され、右マウスボタンのクリックがマニピュレーターの容易な再配置操作に割り当てられ、左マウスボタンのクリックがコピー済みフィーチャーの参照ポイントへの移動操作に割り当てられています。
クイックフリップ
クイック“フリップ”オプションがマイクロダイアログのUIに追加されました。
その他
時間ステップの基準
LS-DYNAおよびRadiossのユーザープロファイルのレジェンドに時間ステップの基準が追加されました。

ソリッドメッシング

新機能

HyperWorksのSolid Mapツール
メッシングリボンに新しく“Solid Map”ツールが追加されました。このツールを使用して、マッピング可能なソリッドを検索し、マッピング元とマッピング先を自動的に検出できます。この新しいツールにより、マッピング元のサーフェス上でサイズを定義し、マッピング元のサーフェスエッジ上とエッジ方向にバイアスを追加できます。


図 1.

機能強化

フィルホールアルゴリズムの機能強化
フィルホールアルゴリズムの機能が強化され、大きい角度を成すエッジ形状に従うようになりました。
テトラメッシュのリメッシュアルゴリズムの機能強化
テトラメッシュのリメッシュアルゴリズムの機能が強化され、サーフェスもリメッシュされるようになりました。
大幅に歪んだ四角形の自動分割
大幅に歪んだ四角形を三角形に自動分割する機能が追加されました。主にエアバッグのメッシングに使用します。
スライバー修正機能の強化
スライバー修正機能が強化され、マニホールド以外のエッジ上から薄片を除去できるようになりました。

解決された問題点

  • 2次の四角形メッシュによるサーフェスメッシングに続いてバッチメッシングを実行するとセグメンテーションエラーが発生する問題が解決されました。
  • 1D入力と四角形入力によるアダプティブな三角形リメッシュを実行するとセグメンテーションエラーが発生する問題が解決されました。
  • 要素をリメッシュするとセグメンテーションエラーでセッションがクラッシュする問題が解決されました。
  • ソリッドマップメッシングで“Quad Only”オプションが動作するようになりました。
  • ねじれたヘキサ要素がパイプに作成される問題が解決されました。