設計エクスプローラ
新機能
- 結果エクスプローラの機能強化
- 結果エクスプローラが機能強化され、全機能装備の新しいポスト処理環境と統合されています。このリリースから、HyperGraphやHyperViewなどのさまざまなHyperWorksプロファイルを、HyperMeshと同じフレームワークで使用できるようになりました。結果エクスプローラがこれらのプロファイルと統合されたことにより、多様で詳細なポスト処理とダッシュボード作成が可能になっています。
- DOEフィットベースの最適化
- DOEに基づいて最適化を実行できるようになりました。DOEからの応答サーフェスに基づいて応答を評価します。追加のソルバージョブを必要とせずに最適化を実行できるので、きわめて迅速で広範な検証が可能です。
- 機械学習:フィールド予測
- DOEの実行後は、以前のようにトレードオフパネルで設計変数値を設定できます。ただし、これまでのリリースのようにスカラー応答の予測のみを表示するのではなく、新しいPredictボタンを使用して、モデル全体にわたって変位コンターを表示できるようになりました。Predictボタンをアクティブにして入力スライダーを操作すると、ソルバーを再度実行しなくても変位コンターが更新されます。
- 検証実行
- 検証を実行することで、DOEフィットベース最適化およびトレードオフ予測とフィールド予測を検証できるようになりました。DOEフィットベース最適値またはトレードオフスライダーで選択した値に設計変数を設定して、1つのソルバージョブを実行します。結果エクスプローラに結果が表示されるので、最適値や予測値を検証できます。
- ラテン超方格DOEのサポート
- DOEタイプとしてラテン超方格を選択できるようになりました。
- ソルバー引数
- プリインストールされたソルバーの使用時に、Evaluateダイアログで、CPUの数や使用可能なメモリ容量などのソルバー引数を入力できるようになりました。
- エンティティごとに1つの応答
- 応答の作成時に、選択したエンティティを1つの応答で使用するか(デフォルトの設定)、選択したエンティティごとに1つの応答を作成するかを指定できるようになりました。これにより、1回のアクションで多数の応答を作成できます。
- 周波数応答およびMACに対するH3Dの選択
- 周波数応答の作成時に、ベースラインの.h3dファイルを選択できるようになりました。これは2つの目的で効果的です。1番目は、MAC値によるモード追跡の目的で比較対象とするファイルを指定できるようにすることです。2番目は、モードを選択するときにその形状を表示することによって、目的のモード番号を容易に選択できるようにすることです。
- モデル応答の確認
- 検証応答の評価で必要となる適切なソルバー結果が確実に要求されるように、新しい確認機能が導入されました。検証を評価しようとするときに、このような要求が成されていないと、それが通知されます。
- HMセッションごとに1つのスタディ
- これまでは、検証のたびに新しいHyperMeshファイルが専用の検証フォルダーに書き込まれていました。今回のリリースでは、指定された1つのスタディフォルダーが設けられました。すべての検証がそこに格納され、1つのHyperMeshファイルから参照されます。