Transformation Managerを使用した変換

スケール、回転、移動、対称移動などの機能の組み合わせを使用して容易に配置するため節点と要素に適用される変換定義を管理します。

これらの操作は通常、ダミー、バリヤーなどの異なる衝突解析セットアップに配置される標準パーツに適用されます。また、複数のシミュレーションステップにおけるひずみ履歴に応じた配置変更にも使用されます。

Transformation Manageにアクセスするため、メニューバーからTools > Transformation Managerを選択します。

Transformation Managerは、2つの基本フォルダー / セクションから成ります。
変換定義
モデル内に定義された変換を一覧表示し、ツリー構造でエンティティと変換の間の相互参照の詳細化します。

ツールバー

Transformation Manager には、ツールバーとコンテキストメニューがあります。ツールバーは、2つのビューの切り替え、変換が適用されるエンティティの表示/非表示の切り替え、エンティティへの変換の適用のアクティブ化/非アクティブ化の設定が可能です。コンテキストメニューは、作成、エンティティの追加、変換のアクティブ化/非アクティブ化、削除、カードエンティティ、変換シークエンスの操作、表示コントロール、レビューなどの基本的機能へのアクセスを提供します。
アイコン 機能
選択された変換をアクティブ化する。何も選択されていない場合、すべての変換定義がアクティブ。
選択された変換を非アクティブ化する。何も選択されていない場合、すべての変換定義が非アクティブ。
選択された変換の現在の状態によってアクティブまたは非アクティブが決定。何も選択されていない場合、すべての変換定義が適用される。
変換に切り替える - エンティティビュー。
エンティティに切り替える - 変換ビュー。

コンテキストメニュー

コンテキストメニューの機能は、Transformation Managerツリー内の選択された項目で利用可能です。コンテキストメニューを開くには、エンティティフォルダー、個々のエンティティ、またはブラウザ内の空白領域を右クリックします。空白領域をクリックした場合、変換定義内のすべてのエンティティに適用可能なオプションのみが利用可能となります。機能は、transformation repositoryまたはtransformation definitionのどちらのエンティティにおいて実行されるかによって変わります。ビューによって実行される機能も微妙に異なります。

変換定義

表 1. エンティティ - 変換ビュー
アイテム 定義
Add entity 変換が定義されるエンティティの修正が可能。エンティティについてのみ利用可能。
Card edit 対応するソルバーのcard imageパネルを開く。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Delete 選択されたエンティティを削除。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Transform 新しい変換を作成し、それを選択されたエンティティに適用。エンティティへの変換がすでに存在する場合、それに追加される。エンティティについてのみ利用可能。
Rename 選択されたエンティティ/変換の名称を変更。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Show、Hide、Isolate、Show all、Review、Reset review: モデルブラウザ機能と似ています。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Move UP 選択した変換のIDを、同じエンティティに結合されている次に小さいIDに置き換える。
Move up 選択した変換のIDを、同じエンティティに結合されている次に大きいIDに置き換える。
Collapse All ツリー構造内のすべてのフォルダを閉じ、アイテムの一番上のレベルのみを表示させる。
Expand All ツリー構造全体のすべてのフォルダを開き、各レベルの全アイテムを表示させる。
表 2. 変換 - エンティティビュー
アイテム 定義
Create new 新規に変換を作成。
Add entity 選択した変換に新規エンティティを追加。エンティティを選択後内容を修正。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Card edit 対応するソルバーのcard imageパネルを開く。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Delete 選択されたエンティティを削除。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Transform 選択された変換に指定した変換を追加。変換についてのみ利用可能。
Rename 選択されたエンティティの名称を変更します。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Show, Hide, Isolate, Show all, Review, Reset review モデルブラウザ機能と似ています。エンティティおよび変換の両方で利用可能。
Move Up 選択した変換のIDを、同じエンティティに結合されている次に小さいIDに置き換える。
Move Down 選択した変換のIDを、同じエンティティに結合されている次に大きいIDに置き換える。
Collapse All ツリー構造内のすべてのフォルダを閉じ、アイテムの一番上のレベルのみを表示させる。
Expand All ツリー構造全体のすべてのフォルダを開き、各レベルの全アイテムを表示させる。

Transformation Repository

アイテム 定義
Transform 選択したエンティティの新規変換 を作成。変換とエンティティはtransformation definitionフォルダーに表示される。
Card Edit 対応するソルバーのcard imageパネルを開く。
Rename 選択されたエンティティの名称を変更します。
Show、Hide、Isolate、Review、Reset review: モデルブラウザ機能と似ています。