形状クリーンアップ(Geometry Cleanup)

サーフェス形状をメッシュ用に準備します。

設計エンジニアがCAD形状を作成する際の優先事項は、同じデータを使用を試みる解析エンジニアとは異なります。1つのスムーズなサーフェスを、それぞれが異なる数学的フェイスを有する小さなパッチに分割するとします。2つのサーフェスの継ぎ目には、隙間、オーバーラップ(重なり)やその他の不整列が含まれることがしばしばあります。

メッシングのために形状をより適切にするためには、解析エンジニアが多数のフェイスを1つのスムーズなサーフェスに結合することが必要になります。これにより、要素の作成が領域全体に対し1度で可能になるだけでなく、解析には本来不要なエッジが最終メッシュ上に現れることを回避できます。

Quick Edit、Edge Edit、Point EditおよびAutocleanupパネルには、サーフェス形状をメッシュ用に準備するためのツールが含まれます。




図 1. . 初期のCAD形状には、ギャップ、アラインメントの不正、ピンホールなどが含まれます。これらのフィーチャーは要素の歪みや必要以上に細かいメッシュが発生する原因となります。




図 2. . 形状クリーンアップのツールで、サーフェス間のギャップを閉じる、サーフェスを結合してより大きなメッシュ領域を作る、ピンホールを閉じることができます。よりシンプルでクリーンな形状を使用することで、より質の高いメッシュを簡単に作成することが可能になります。