ジオメトリのインポート

現在のHyperMeshセッションに形状をインポートし、インポートオプションを設定します。

  1. メニューバーから、File > Import > Geometryを選択します。
    Importブラウザが開き、Import Typeが自動的にGeometryに設定されます。
  2. File Typeにインポートするファイルのタイプを選択します。
    ヒント: Auto Detectオプションを選択して、入力トランスレータを自動的に選ばせることも可能です。
  3. をクリックし、インポートするファイルを選択します。
    選択されたファイルがリストされます。
  4. その他のオプション設定を行うには、Import Optionsをクリックし、パネルを拡張表示します。
    オプション 説明
    scale factorを設定します。
    1. Target unitsに単位系を選択します。
    2. Scale factor欄に、スケール係数を指定します。
    これは、たとえばモデルが別の単位系で作成されているものをメートル単位系に変換する場合などに便利です。
    Define cleanup tolerance クリーンアップトレランスは、2つのサーフェスエッジや2つのサーフェス頂点が同じであるかどうかを決定するのに使用されます。たとえば、2つのサーフェスエッジ間の距離が、共有エッジ(グリーンエッジ)として自動的に結合するのに十分近いかどうか、あるいは、サーフェスが退化(不完全)で、削除されるべきかどうかを決定するのに使用されます。
    1. Cleanup tolには、クリーンアップトレランスの決定方法を選択します。
      • Automaticを選択した場合、サーフェスとエッジ形状の複雑さを考慮し、共有エッジ(緑のエッジ)を最大限とするトレランスが自動的に決定されます。デフォルトでは、自動クリーンアップトレランスの値のデフォルトは、トランスレーターが内部で使用する値の100倍です。
      • トレランスを任意に設定する場合は、Manualを選択して値を入力します。

        入力する値は、デフォルトの値より大きくなければなりません。トランスレーターは、データがオリジナルのデータトレランス範囲内に収まっている場合にのみ変更します。トレランスの値を上げることは、重大な問題の原因となり得ます。この値を設定した場合、トレランスの値以上のフィーチャーは削除されます。トランスレーターは、トレランスの長さより小さいエッジは無視します。それがサーフェスにとって重要なエッジの場合、サーフェスが壊れたり、正しくトリムされません。トレランスより小さいサーフェスはインポートされることもあります。読み込むファイルに非常に短いエッジが数多く含まれる場合、より大きいトレランスの値を使用して再読み込みする価値はあるかもしれません。サーフェスが表示される際に"表裏"の状態になる場合も同じことが言えます。トレランスの値は、要素メッシュ時に使用されるOptionsパネルで指定された節点トレランスの値より大きくなってはいけません。

        CATIAファイルを読み込む場合、ファイル内のトレランスを上書きする必要があります。

    blanked/no showエンティティのインポート方法を定義します。 Import blanked (no show) componentsチェックボックスが選択された場合、IGESトランスレータ内のblankedエンティティ、およびCatiaトランスレータからの"NO SHOW"エンティティを含んだエンティティをインポートします。
  5. Importをクリックします。

インポートエラーメッセージ

データのインポート時に外部トランスレーターが使用された場合、プログラムが起動されたディレクトリ内にメッセージファイルが作成されます。

このファイルの名称はtranslator.msgで、translatorには、変換プログラムの名前が入ります。このファイルには、読み込みプロセスにおけるエラーおよびワーニングメッセージ、その他有用な情報などが含まれます。

トランスレーターはインポートされたファイルからの追加データを含む2つ目のファイルを作成します。このファイルの名称はimportfile.hmxで、importfileには、インポートされたファイルの名前が入ります。追加の情報には、FEAデータとサポートされていないキーワード、およびデータに関する一般的なコメントなどが含まれます。

InportタブでDisplay Import Errorsチェックボックスが選択されると、エラーメッセージがImport Process Messagesダイアログに表示されます。このダイアログでは、表示する.hmxファイル、メッセージファイルの保存と削除を選択することができます。Closeをクリックするとダイアログが閉じますが、ディレクトリからメッセージファイルは削除されません。