質量サマリーのレビュー

モデルの質量、重心(Cog)、および慣性に関する詳細をレビューします。

  1. メニューバーで、Tools > Mass Detailsの順にクリックして、以下のいずれかを選択します:
    • モデルの質量のみを計算する場合は、Mass onlyを選択します。
    • 質量、重心、および慣性を計算する場合は、Mass, Cog and Inertiaを選択します。

    計算が実行され、Mass summaryダイアログが開きます。

    個別のエンティティ詳細は、ブラウザ領域で表形式でレビューできます。また、質量、重心(Cog)、および慣性のモデル全体のグローバル値は、このダイアログの下部でレビューできます。

  2. オプション: 結果をCSVまたはHTMLファイルにエクスポートするには、ブラウザを右クリックして、コンテキストメニューExport > <file format>の順に選択します。
ヒント:
  • ブラウザに表示される列は、列ヘッダーを右クリックして、表示する列を選択することにより管理します。
  • ブラウザとグラフィックスウィンドウでエンティティの表示をオン / オフにするには、右クリックによるコンテキストメニューで使用可能なShowHideIsolate、およびReverseを使用します。
  • 右クリックによるコンテキストメニューで使用可能なReviewオプションを使用して、選択したエンティティのみをレビューし、他のエンティティは透明のままにします。


図 1. 質量のサマリー

サポートされる質量値

Mass Summaryダイアログでサポートされる質量値。

Structural Mass
メッシュ体積と材料密度で定義されたコンポーネントの質量。
Non Structural Mass
以下のキーワードで指定される、コンポーネントに追加される質量:
LS-DYNA
*ELEMENT_MASS_PART
*ELEMENT_MASS_PART_SET
*SECTION_SHELLで定義されたMAREA
*SECTION_BEAMで定義されたNSM
Radioss
PART上で定義された/ADMAS
Lumped Mass
以下のキーワードで指定される節点分布質量:
LS-DYNA
*ELEMENT_MASS
*ELEMENT_MASS_NODE_SET
*ELEMENT_INERTIA
*ELEMENT_SEATBELT_ACCELEROMETER
Radioss
NODES上で定義された/ADMAS
Mass in CNRB
Constrained_Nodal_Rigid_Bodies
LS-DYNA
モデル内の*CONSTRAINED_NODAL_RIGID_BODYに移動される合計質量
Mass on RBODY
Radioss
モデル内のRBODYに移動される合計質量
Transferred Mass
コンポーネントごとに、剛体に移動される節点質量です。
LS-DYNA
CONSTRAINED_NODAL_RIGID_BODY、*CONSTRAINEED_EXTRA_NODESの剛体パート、または*CONSTRAINED_RIGID_BODIESの剛体パートに移動される可変質量
Radioss
RBODYに移動される可変質量
Distributed Mass
LS-DYNA
剛体コンポーネント内の、*CONSTRAINED_EXTRA_NODESによってリンクされた自由節点に基づく質量
Engineering Mass
LS-DYNA
Engineering Mass = Structural Mass + Non structural Mass + Lumped Mass + Distributed Mass
Radioss
Engineering Mass =Structural Mass + Non structural Mass + Lumped Mass
Solver Part Mass
Solver Part Mass = Engineering Mass + Transferred Mass
Total Mass
Total Mass = Solver Part Mass