OS-E: 0165 2つの同心円状リングでの接触のスムージング

接触のスムージングは、接触のソリューションの精度を高めるのに有益です。2つの同心円状リングを互いに押し合う強制変位を使用することで接触させます。NLOUTエントリの使用により、連続的な増分にわたるSPC反力の進行を検討します。



図 1. FEモデル

モデル概要

接触を伴う大変位非線形解析を実行します。強制変位がRBE2の中心に付与され、内側のリングが外側のリングに向かって押されます。外側のリングの外表面は、並進方向を拘束されています(図 1)。
FEモデル
要素タイプ
CHEXA
CPENTA
線形材料プロパティは:
MAT1
ヤング率
2.1E+5
ポアソン比
0.3
大変位非線形静解析
NLSTAT
LGDISP
非線形パラメータ
NLPARM
NLOUT
NLADAPT

結果

スムージングありとなし、それぞれのケースについて、SPCFORCE結果が図 2に示されています。
注: 接触のスムージングのアクティブ化は、SPC反力結果を向上させています。


図 2. (A) スムージングはアクティブ (b) スムージングは非アクティブ. SPC反力の出力プロットは、接触のスムージングがONの際に、よりスムーズな曲線を示しています。

モデルファイル

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

<install_directory>/hwsolvers/demos/optistruct/examples/cylinder_in_cylinder_push_rotate_SMOOTH_example.fem

<install_directory>/hwsolvers/demos/optistruct/examples/cylinder_in_cylinder_push_rotate__NO_SMOOTH_example.fem