Mesh Modes
Mesh modesは、自動メッシュの際に実行されるメッシングのタイプを決定します。
Size and Bias
指定した均一サイズの要素を使用してメッシュを作成します。メッシュ生成の基礎として既存の有限要素を使用する場合、選択された要素で定義される領域を論理的なグループに分割するためのフィーチャーの認識設定と各グループの境界のためのメッシュコントロールセットが設定できます。
QI Optimize
要素品質基準を元に繰り返し計算によって自動的にメッシュを生成します。メッシュ生成プロセスにおいて、メッシュの品質基準は要素品質テストのセットに基づき各要素を評価して決定されます。すべての要素品質基準をクリアした場合、その要素は品質指数0の完璧なものとなります。要素品質が悪化するに従って品質指数は増えます。より小さなインデックススコアは要素がより理想に近いことを示します。
複合品質指数は、現在のメッシング領域に含まれる各要素のための品質基準値全体です。品質基準値自体は、物理的な意味を持ちません。同じ領域に作成された別のパターンに対し作成されたメッシュパターンを比較するための方法です。品質基準値を基準に、メッシュの最適化ルーチンはメッシュパターンの修正を試み、全体的な品質基準値が低くなるように節点のスムージングルーチンを適用します。
Edge Deviation

edge deviationは、サーフェス形状および要素のリメッシング時に適用されます。edge deviationを使用したオートメッシングでは、カーブの近似に最適な要素サイズは、ユーザーの指定した範囲内で自動的に選択されます。max deviationとmaximum feature angleパラメータは、この影響を制御するのが主な目的です。

Surface Deviation
サーフェスからの要素の逸脱の制限内でメッシュを作成します。


Rigid Body Mesh
剛体オブジェクトのトポロジーを表すメッシュを作成します。
剛体は、計算において変形しない剛体として扱われるサーフェスです。剛体の例としては、メタルフォーミングで使用するものがあります。メタルシートのダイプレスの結果をモデリングする際は、ダイ形状をモデル化することが重要です。これは、このモデルがプレス後のメタルシートの形状を決定するためです。しかし、フォーミング解析中、ダイ自身の応力と変形は考慮する必要はなく、成形後のメタルシートのみを考慮します。その他の剛体の例としては、車両衝突解析におけるインパクターなどがあります。
このようなシミュレーションにおいて、ソルバーの衝突検知ルーチンを効率的に精度良く活用するために剛体の形状を忠実に表現するメッシュを作成することが重要となります。剛体の応力と変形はソルバーで計算されないため、剛体メッシュは、高品質のメッシュを作成することよりも、剛体の形状の正確なモデリングに焦点を当てることになります。この点から、Rigid Bodyメッシングは、モデルのグラフィックス描画に使用されるファセットおよびシェーディングルーチンを使用します。結果のメッシュは非常に高いアスペクト比やテーバーの厳しい要素など、計算に適さない要素が含まれることがありますが、形状は忠実に再現されます。

