Seam-Rigid LTB
Seam-Rigid LTBリアライゼーションでは、T-weld、Lap-weld、およびButt-weldを同時に処理およびリアライズします。
溶接タイプは、互いのリンクの向きに基づいて、自動的に識別されます。

General Info
- Weld Type
- T、L、またはB接続専用にコンフィグレーションを設定するのか、角度に基づいて各接続のコンフィグレーションを自動的に設定するのかを指定します。
- Tolerance
- コネクターからの距離を決定します。
Weld Shape
- T Weld Shape
- T溶接を作成する方法を決定します。
- L Weld Shape
- L溶接を作成する方法を決定します。
- B Weld Shape
- B溶接は常に直線的に作成されます。
Realization Details
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- Dimensioning Scheme
- T溶接、L溶接、およびB溶接の結合寸法の寸法取り方法を決定します。
- thickness dependent
- DIM T (Dimensioning T)
-
入力 Thickness dependent Weldsize dependent Horizontal Lengths LTH - by angle
- by length
- (t1+t2)/2
- 3*(t1+t2)/2
- t1+t2
t1/2+wh/2 (fix) Vertical Length LTV - by length
- by edge
- (t1+t2)/2
- 3*(t1+t2)/2
- t1+t2
- by edge
- t2/2+wv/2
- by edge
- DIM L (Dimensioning L)
-
入力 Thickness dependent Weldsize dependent Horizontal Lengths LTH - by length
- by angle
- (t1+t2)/2
- 3*(t1+t2)/2
- t1+t2
wh/2 (fix) - DIM B (Dimensioning B)
-
入力 Thickness dependent Weldsize dependent Lengths LB - by length
- by angle
- (t1+t2)/2
- 3*(t1+t2)/2
- t1+t2
- by edge
- wb
- by edges
- Edge Treatment (T/B)
- TおよびB接続で個別の長さが要求される場合、エッジを動かす必要が生じることがあります。
- Max Length Value
- 長さの最大値を指定します。
Element Details
DOFパラメータは、リアライゼーション中に作成されるRBE2要素の自由度の設定を制御します。
Connectivity Info
- imprint (default)
- 四角形溶接要素を作成し、これらのメッシュを調整することによってこれらを両方のリンクにステッチします。必要なすべてのHAZについて行われます。
- skip imprint
- 四角形溶接要素を作成しますが、リンクのメッシュは変更しません。代わりに、要求されたHAZを表す追加要素が作成されます。これらの要素は^conn_imprintコンポーネントに編成され、ユーザーのニーズに合わせて操作された後、後の手動でのインプリントで使用できます。これは、交差するコネクターなど、標準のインプリント機能がエラーになる複雑な領域を扱う場合に役に立ちます。
- imprint/no HAZ
- 四角形溶接要素を作成し、これらのメッシュを調整することによってこれらを両方のリンクにステッチします。メッシュの変更は最小限とし、HAZに対しては実行されません。
- none
- 四角形溶接要素のみを作成します。四角形溶接要素はこのリンクには結合されません。結合はさらに注意が必要です。
HAZ Info
- HAZ Scheme
- T、L、およびBのHAZ長さの寸法取り方法を選択します。
- input
- HAZ長さを個々に指定するか、同じ方法で(same as all)決定するかを指定できます。
- weldsize dependent
- Dimensioning Schemeにweldsize dependentが選択されている場合にのみ有効です。
- HAZ Lengths
-
- same as all
- すべてのHAZ長さに同じ長さを割り当てます。
- individual
- HAZ長さを個別に割り当てます。
- Assign HAZ lengths individually
- HAZ length設定で利用できるオプションは以下の通りです:
- input
- 長さに個別の値を指定することを要求します。
- average meshsize
- 長さはインプリントが行われるローカルエリア内の平均メッシュサイズに依存します。
- by thickness
- HAZに割り当てられるリンクの板厚と同じ値に長さを設定します。
- LTH
- T接続の水平方向の長さ。これは、シームの垂直方向および角度のあるパートの脚元のポイント間の長さです。
- LLH
- L接続の水平方向の長さ。これは、シームの垂直方向および角度のあるパートの脚元のポイント間の長さです。
- LB
- バット溶接の長さ。
- skip HAZ
- 必要のない個々のHAZをスキップします。
- same as positive side
- 正側と同じ長さを負側に割り当てます。
- wh または wh/2
- 長さは水平方向の溶接サイズに依存します。HAZ Schemeがweldsize dependentにセットされている場合にのみ利用できます。
- wv または wv/2
- 長さは垂直方向の溶接サイズに依存します。HAZ Schemeがweldsize dependentにセットされている場合にのみ利用できます。
- wbまたはwb/2
- 長さはバット溶接サイズに依存します。HAZ Schemeがweldsize dependentにセットされている場合にのみ利用できます。
- LTVedge
-
skip HAZとLTVedgeから選択します。HAZTvedge長さに対してのみ利用できます。
- HAZ Length Factor (Avg.Meshsize/Thickness)
- 平均メッシュサイズを使用して、または板厚長さオプションにより指定されたHAZ長さを増減させる係数。
- Max HAZ Length
- すべてのHAZ長さの最大長さ。HAZ長さがMax HAZ Lengthより大きい場合、Max HAZ Lengthが使用されます。
- Dimensioning T
-
図 16. Dimensioning T図 17. Vertical T Weld HAZ図 18. Angled T Weld HAZ図 19. Vertical and Angled T Weld HAZ
- Dimensioning L
-
図 20. Dimensioning L図 21. Vertical L Weld HAZ図 22. Angled L Weld HAZ図 23. Vertical and Angled L Weld HAZ
- Dimensioning B
-
図 24. Dimensioning B図 25. Straight B Weld HAZ
Property and Material Info
- HAZ Organize Scheme
- HAZの編成方法を選択します:
- inherit property
- HAZ要素がインプリントされるリンクからHAZの要素を継承します。
- general property
- 1つのリンクまたはすべてのリンクにわたって、同じHAZプロパティを割り当てます。
- individual property
- 各HAZに個々のプロパティを割り当てます。
- HAZ Component Option
-
- stay in original
- インプリントされたコンポーネントにHAZ要素を保持します。追加プロパティは作成されません。
- new component per original one
- HAZがインプリントされている各コンポーネントに対して、新しいコンポーネントを作成します。このオプションが選択されている場合、direct property assignmentの設定は無視されます。
- HAZ Property Option
- 利用可能なオプションは、選択されているHAZ Organize Schemeにより異なります。
- assign original property
- 元のコンポーネントに割り当てられたものと同じプロパティを新しいコンポーネントに割り当てます。
- assign duplicated property
- 元のプロパティを複製して、新しいコンポーネントに割り当てます。
- select
- Select Property For HAZオプションにより、現在のモデルからプロパティを選択します。direct property assignmentがアクティブでない限り、ltb_rigid_quad_haz_の後にプロパティIDが付けられた名前のコンポーネントが作成されます。
- same as original
- HAZ要素に元と同じプロパティを割り当てます。これ以上のプロパティは作成されません。HAZ要素は、ltb_rigid_quad_haz_という名前の末尾にプロパティIDを付けた名前のコンポーネントに編成されます。
- scaled original thickness
- HAZがインプリントされている各リンクに対して、新しいプロパティとコンポーネントを作成します。
- input thickness
- HAZがインプリントされている各リンクに対して、新しいプロパティとコンポーネントを作成します。
- same as positive side
- TまたはL溶接の正側と負側で、HAZに確実に同じプロパティが割り当てられるようにします。
- same as the other size
- B溶接の両側で、HAZに確実に同じプロパティが割り当てられるようにします。
- Direct Property Assignment
- アクティブな場合、追加コンポーネントは作成されず、作成または選択されたプロパティが直接個々の溶接またはHAZ要素に割り当てられます。
Behavior
- B/L classification angle
- バット溶接と重ね溶接のどちらが考慮されるかによらず、個別の各シームコネクターに対して自動的に決定された角度。デフォルトは10.0°に設定されます。
- L/T classification angle
- 重ね溶接とT-溶接のどちらが考慮されるかによらず、個別の各シームコネクターに対して自動的に決定された角度。デフォルトは10.0°に設定されます。
- Angle Direction
- 斜め溶接要素がどちら側に作成されるかを指定します。
- connector side
- コネクターが完全にフリーエッジ上にない限り、斜め溶接要素はコネクター側に作成されます。
- positive side/negative side
- リンクが互いに完全に直角でない限り、正側と負側を決定できます。図 26. . 正側と負側の決定方法の概要。リンクが完全に直角の場合、edge quad normalオプションが自動的に使用されます。
- edge quad normal
-
図 27. . 斜め溶接の側の決定方法の概要。法線方向が逆になると、斜め溶接の側も変化します。
- Snapping To Edge
- 自動エッジスナッピングを使用して、正確にコネクターを配置できます。最初にコネクターを、たとえば最も近いフリーエッジにスナップし、そこから投影と有限要素作成が開始されます。
- Edge Treatment (T/B)
- Edge Treatment (T/B)設定では、T接続に固有の垂直方向長さLTVとB接続に固有の長さLBの作成を試みます。図 31. リアライゼーション前の元のモデル図 32. エッジ処理を使用したリアライゼーション. フリーエッジが縮小または拡大されました。
- Edge Treatment Options
- 以下から選択します:
- extension and contraction
- extension
- contraction
- Edge Treatment Limit
- Edge Treatmentは、純粋な節点移動のことで、エッジ位置で要素が破壊されないためには、最大移動制限を設ける必要があります。エッジでの移動は、最大で要素サイズの0.5倍に制限されます。0.5が最大許容値であり、デフォルト値です。
- Preserve Washer
- シームのインプリントリアライゼーション時のワッシャーの保持方法を制御します。図 33. ワッシャーが完全にメッシュされた元のモード図 34. No Washer Preservation有効. ワッシャーが開かれています。図 35. Washer Preservation and Remesh有効. ワッシャーはそのまま保持されていますが、メッシュシードが変更されています。図 36. Washer Preservation and No Remesh有効. ワッシャーが完全に保持されています。
- Don't Share Zone Elements
- シームのインプリントでは、熱の影響を受ける領域(HAZ)を近くの領域にマージできます。この状況では、1つの要素が2つの異なるコネクターの溶接要素と接触する可能性があります。Don't share zone elementsにより、領域要素が共有されるのが回避されます。
- Quad in Corner
- 特定の頂点を持つquad seamコネクターのコーナーにシングル要素とダブル要素のどちらを作成するかを制御します。
- Quad Control
- 熱の影響をうける領域(HAZ)に対して、完全な四角形要素からの最大の逸脱を制御します。これは、要素サイズまたは要素スキューのいずれかの維持がより重要である場合に制御できます。
- Max Quadsize Reduction In % / Max Quad Skew In Degrees
-
図 38. Max Quad Size Reduction: 80.0 / Max Quad Skew: 5.0図 39. Max Quad Size Reduction: 5.0 / Max Quad Skew: 45.0
- Sliver Elements
- スライバー要素は、モデルには望ましくない小さな要素です。下の図では、完全に垂直な投影の結果として、スライバー要素が生じています。Sliver Elements設定を使用して、モデル内のスライバー要素を管理できます。下の図では、赤い要素がHAZ要素を表しています。図 40. allow図 41. prevent by moving projection points図 42. prevent by moving edge図 43. delete sliver elements
- Element length<
- この長さにより、どの要素をスライバー要素として扱うかを制御します。
- Feature Angle
- インプリント時に保持する重要なフィーチャーを決定します。HAZに置かれていたり、HAZに近いフィーチャーは保持できません。
- Seam Test Point Alignment
- グローバルオプションです。Connector エンティティエディターの“Seam test Points Alignment”オプションが有効な場合、よりよいメッシュフローのため、他のコネクタの近接性に基づいてテストポイントを配置します。また、クロスオーバーコネクターに共通のテストポイントを確実に作成し、固有の節点が作成されます。
- Seam Loose Ends
- 個々のコネクターに設定するローカルオプションです。“Seam Test Points Alignment”を有効にするとこのオプションが有効になります。これは、シームコネクターの開始点と終点をその他のテストポイントに合わせて調整できます。
- Seam Fixed
- 個々のコネクターに設定するローカルオプションです。“Seam Fixed”オプションを有効にすることで、シームコネクターのテストポイントを固定ポイントと認識し、移動しません。
- Seam Consider Feature and Boundaries
- 個々のコネクターに設定するローカルオプションです。"Seam Consider Feature and Boundaries”オプションを有効にすることで、テストポイントを調整し、可能な限りフィーチャー / 境界に投影します。突出したテストポイントはトリムされます。